2018年1月22日月曜日


予報どおり、都内も結構な大雪であります。

所用があって大手町に出掛けていたのだけど、用事を済ませて夕刻地下鉄に乗ろうとしたらば改札から人が溢れそうになっていた。

あらためて都会は雪に対して脆弱だなぁと思う。

雪にも色んなタイプがあって、サラサラと軽い雪、シットリと重たい雪など、個性がある。

しかし園芸に携わる立場としてはこの雪は結構な問題。

雪=寒さ、ではない。

雪って案外暖かいもの。

むしろ、その重さが問題で、枝が折れたりといった物理的障害が起こる。

実際に今日もさっそく割りと大きな枝が折れて道路に横たわっていた。

こんなのが頭に落ちてきたら・・・

雪で滑りやすいので足元に気をとられがちだけど、頭上もどうぞお気をつけあそばせ。


2018年1月18日木曜日

大丈夫なのか、ユーカリ栽培


2018年1月17日日本経済新聞(夕刊)に
ユーカリ栽培広がる という見出しの記事があった。

見出しにあるように色・形 観賞用で人気と概ねユーカリ栽培に対して肯定的、好意的な記事だった。

僕は「そうかなぁ??」と懐疑的にこれを受け取った。

コアラの好物とは言うけど、コアラは全てのユーカリが好物なのではなくエサになるのは500種類以上あるユーカリのうちのほんの一部に過ぎない。

ここからしてユーカリへの理解の浅さが見てとれる。

確かに最近花屋さんに行くと切花と一緒にユーカリの枝も売っているのを良く見かける。

独特の色、形、質感があるので花材として人気があるのも分かる。

千葉県にはユーカリが丘という町もあり、実際にユーカリの木も植えられている。

その街のユーカリの木も見たことがある。

で、僕が申し上げたいのは果たしてユーカリの木を安易に植えて育てて大丈夫なのかということ。

実はイギリスでもユーカリの木は人気で、結構いろんなところに植えられているのだけど、そこで色んな問題が起きていることを目の当たりにしたきたからだ。

まずなんといっても成長がやたら早い。

さらに巨木になるポテンシャルを秘めている。
30メートルくらいはザラだと思う。

なので気付いたらアッという間に大きくなって手がつけられないという事例をイギリスでいくつも見た。

さらに厄介なのは樹皮。

基本的に常緑樹なので、秋に一斉に葉が落ちるということはないながらも、木の幹の皮、すなわち樹皮がメリメリと剥けては落ちてくるのだ。

これが結構な量で、決して侮れない。

片付けるのも大変だし、放っておけば美観を著しく損ねる。

このあたりのことを理解して、それでもユーカリを植えよう、育てようという覚悟があるのなら良い。

でも知らないでいて、単に流行っているからといって植えるとあとでとんでもないしっぺ返しを受けることになる。

イギリスでユーカリに悩む人をたくさん見てきただけに、このユーカリ栽培礼賛の記事を読んでとても違和感を覚えたのでありました。

マジメに警鐘を鳴らしたい。

2018年1月17日水曜日

不屈のサルビア


凍傷により今シーズンの花を諦めて、来期に向けてガッツリと切り戻したサルビア。

こんなに切って大丈夫?と訝しく思う人もいると思うが、なんのなんの大丈夫。

根元にはすでに新たなシュートがスッと出ていた。



でもこれも悪くすると寒さにやられてしまうかもしれない。
新しい芽は柔らいので寒さに弱いのだ。

それよりもガッシリした株を見てみるとすでに新たな芽吹きの気配がここそこに感じられる。


写真だとピントを合わせるのがなかなか難しくて、お伝えしづらいのだけど、太い幹のいたるところにプチっと小さな芽の気配があるのが分かるだろうか。


これは良いサイン(兆候)であります。

すでに芽がでることが約束されたようなもので、寒さが緩んだ頃にこれがスーッと伸びていくはずだ。

こういう芽は株の上部が元気だった頃はあまり見られなかった。

ところが寒さなどで枝の先端部分がそろそろ限界となると、今まで眠っていた芽(これを潜伏芽という)が目覚めて、ダメになる先端のバックアップをする仕組みとなっているのだ。

なんちゅー賢さよ。

あとは切り戻したこの株全体、さらには根が寒さでやられないようにだけ気をつけておけば大丈夫なはず。

ご覧のように壁沿いなので、吹きさらしではないので、寒さで根までダメージを受けることはないと思うけど。

もし心配ならば、株元にマルチを施しておけば安泰。

ということで、気持ちを切り替えて。

来シーズンこぞ絶対に花をさかせるのだ。

そのためのプランも頭にあるのだ。

無念サルビア




そんなわけで凍傷にかかってしまったサルビア。

残念ながら今期も花を咲かせることができなかった。

回復の見込みもないので、バッサリと剪定をすることにした。

元の4分の1位の草丈だろうか。
いや、もっとかな。

これを、やり過ぎと思う人もいるかもしれないけど、このくらいは全く問題ない。

以前、このサルビアは心無い人に踏まれて地表部分まで無くなったが、そこから見事に芽を吹き返してこのように元気になった経緯があるのだ。

もともとは捨てられそうになっていた、小さなプランターに入っていたサルビアだったのだけど、良くぞここまで育ったものだ。

剪定した太い枝は僕の指よりも太いくらいだし、とても硬い。


こんなに健全にスクスク育ったのに、ああっ何で花が咲かなかったのだ。

悔しい。残念。無念。

(さらにつづく)



2018年1月15日月曜日

凍死サルビア


最近の冷え込み方はかなり本格的。

都内でも最気温がマイナスになることが珍しくなくなってきた。

これが日陰だとなおさら。

まったく気温が上がらない。

あらためてお日様の有難さが身に染みる。

さて、実は某所でメキシカン・ブッシュ・セージ、呼び方は色々とあるようだけど、学名でいくと Salvia leucnatha となるが、これを足掛け4年くらい育てている。

お恥ずかしいが、最大の目的は大きく育てて花をたくさん咲かせること。

当たり前のこと、簡単そうなこと、なんだけどこれが上手くいかない。

草丈はお陰様で150センチくらいにはなるんだけど、どうしても花が咲かない。

ある年は花芽すらつかなかった。

今年は花芽が早い時期からついていたので、シメシメとおもっていたのだけど、蕾のまま結局花が咲かなかった。

過去形になってしまったのは、ここ最近の厳しい冷え込みで凍傷にかかってしまったらしく、葉っぱがあれよあれよとチリチリになってしまったのだ。

これは低温による生理障害であると思うが、こうなると復活は厳しい。

ということで、今年も大きく育てることには成功したけど、花を咲かせるには至らなかった。

悔しい。

正直、悔しい。

特に花芽がついていたし、その蕾はうっすらと花の色(紫色)になっていたので、あと一息だったはず。

なんで、その一息がなせなかったのか。

そんな花が咲く一歩手前の蕾の状態で1ヶ月以上経っていたと思う。

何がいけないのか。

思い当たるフシはただひとつ。

日射量だ。

ビルの谷間にあるけど、春や夏はそれなりに日が当たる。

しかし秋から冬は太陽の進み方とビルの関係からほとんど日が当たらないのだ。

必然的に温度も上がらない。

もし日が差していれば、たぶん大きく育てて花をたくさん咲かせるという目標は達成することができたのではないかと思う。

(つづく)


2018年1月12日金曜日

驚異のバラ


暮れに頂戴したバラがまだキレイなのだ、と書いたのは1月4日だったか。

それから一週間以上が経った。

白とピンク、2種類のバラがあって白いほうは花弁がハラハラと落ちてダメになってしまった。

ところがこちらのピンクのバラはまだまだ元気なのだ。

かれこれ一ヶ月近いというのは大袈裟ではなかろう。

仮にこれが一本1000円以上したとしても、コストパフォーマンス的には超お得といえる。

因みに品種はcool water(クール・ウォーター)といってオランダ原産らしい。

いやー、かえって恐いな、コレ。

切花の常識を超えている。

なんか怪しいクスリでもやっているんではないかと訝しくもなる。

あらためて伊勢丹ローズギャラリーのHPを見てみると扱っているバラがとんでもないこだわりを持って育てられていることが書いてある。


通常は水耕栽培なのだが、あくまでも土耕栽培にこだわっていたり・・・

とにかく、どこかの家具屋さんのようだが「お値段以上」と言えるのではなかろうか。

頂戴ものではあったが、思わぬことで切花のポテンシャルに目からウロコでありました。

時たま自分でも買ってみようっと。

2018年1月11日木曜日

消えたシクラメン


ちょっと前のことだけど。

とある建物に張り紙がしてあった。

なんだ、なんだ?

近寄って見てみると・・・

「シクラメンが消えてしまいました。返却してください」


なんと、誰かがここからシクラメンの鉢を持ち去ったらしい。

なんと不届きな、けしからん奴がいたものだ。

という一方、改めて日本は安全・平和な国だなとも思う。

往来に置いてあるものが基本的になくならない。

ドトールで席に荷物を置いてトイレに行っても、荷物はなくならない。

早朝のドラッグストアの前に積み上げてある配送された荷物がなくならない。

これが日本以外の国であればどうか?

まぁ、そのへんに深入りするのは本ブログの主旨とは異なるのでやめておく。

往来にはみ出るように植木鉢を置いてあるのを良く見かけるけど、これは単に飾る場所がないだけではなくて、「キレイな花が咲いたので皆さん見てくださいよ」という気持ちもあるんではないかと思うのだ。

なんというか、お裾分けの一種といえば良いだろうか

それは皆さん性善説になりたっているのであって、「往来に出すと盗られるので誰にも見せずに自分一人で楽しむ」なーんてなるのはなんとなく寂しいではないか。

救いがあるとすればこの張り紙を見た「鉢を持ち去った人」が良心の呵責に苛まれて元あった場所に鉢を戻すことだろうか。

この張り紙は11月27日なので、その後どうなったのか機会があれば確かめに行きたいと思う。

 頼む、戻っていてくれシクラメン。

2018年1月9日火曜日

気をつけたいカイヅカイブキの剪定


とあるお宅の前を通りかかった。

棒状に剪定(?)された、恐らくカイヅカイブキ。

あー、やっちゃったね、こりゃ。

カイヅカイブキは結構成長旺盛なので、放っておくとモリモリになってしまう。

それを疎ましく思って、このようにガッツリ切ってしまうとどうなるか?

たぶん、このまま緑の葉は復活することなく枯れてしまうことでしょう。

カイヅカイブキは針葉樹で、枝の葉のある箇所よりも深く剪定すると新葉が出てこないことがほとんど。

普通の広葉樹であれば潜伏芽があって、そこから新たに芽を出すことはあるのだけど、そこが針葉樹の違うところ。

このあたりの基本を抑えておいた上で剪定をしないと後でとても困ったことになってしまうのだ。

まさかプロの植木屋さんがこんなことはしないと思うけど。

お気をつけあそばせ。


2018年1月8日月曜日

葉物野菜高騰続く


この前「レタス一玉500円以上したよ」と書いた。

先日、イタリア風レストランに行ったときのこと。

ランチセットにサラダがついていた。

しかしそのサラダを見てみると・・・

ポテトサラダと葉っぱ少々、皿の多くを占めていたのはダイコンとニンジンの千切りだった。

そりゃ1000円少々のランチで一玉500円もするレタスなぞを多めに入れたのでは採算が合わないよね。

こんなところにも葉物野菜高騰の影響が出ているのだな、と妙に納得した。

しかしイタリア「風」ではあるけど、イタリアンとダイコンサラダってのもどうなのかなぁ。

今日も日差しは無く、気温が低い。

葉物野菜には厳しい季節が続く。



2018年1月4日木曜日

高品質バラ


今日から仕事という方も多いのでは。

休みはあっという間ですね。

でもまた週末は連休なのか。

この前、バラを頂戴したのだけど、これがスゴかった。

頂戴したときに一目見て「高そう」というのは分かった。

あとでラベルや説明を読んで「やっぱり」と。

これは伊勢丹のローズギャラリーのバラらしい。

花ひとつひとつにカバーが施されていたずらに開花しないようになっていた。

さらに一本一本にジェル状の保水剤が仕込まれていて、持ち帰って花瓶に生けるまで元気を失わないようになっていた。

付属の延命剤は2回に分けて使うとすぐになくなってしまったが、その後も毎日水を取り替えて比較的涼しい場所に置いておいたら2週間経った今もそこそこ咲いている。

花弁が数枚落ち始めて、色が褪せてきたので、もうそろそろかなとは思うけど、まだ鑑賞に堪える。

いやースゴイね、切花でこんなにもつんだね。

これは恐らくバラそのものの質が高く、切花として長く生き抜く「生命力」というか「体力」に秀でているからなのだと思う。

もちろんお値段もなかなかのものだけど、これだけの期間花もちするのであれば、十分その価値はあるのではないだろうか。

さらに、部屋にこういうゴージャスな花があるというのはなんとも豊かな気分になる。

高いなら高いだけのことはあるんだなぁ、なんて実感した次第。

あっ、そうだった、これは頂きもので自分で買ったわけではなかった。

でもたまにはこんなバラを自分で買ってもいいかなと思ったよ。

2018年1月2日火曜日

明けましておめでとうございます


2018年がスタートしました。

いかがお過ごしですか?

花咲ジジイは毎年元旦恒例の初日の出サイクリングにでかけてきました。

正月早々、朝寝をしていたのではロクはことはないのでは?という思いから始めたことですが、いつの間にか恒例となった感があります。

まだ暗いうちから家を出て、冷たい空気の中ペダルを踏む。

確かに寒いけど、しばらく経つと身体が温まってくる。

でもそれは身体の中心部であり、手足の末端は温まることはない。

心臓から遠いからか、血管が細いからか、とくにつま先の冷えはなんともしがたい。

東京の元旦の日の出時刻は6:51だったが、それよりもちょっと前に荒川に到着した。

岸辺にはすでに初日の出を見に来た人が沢山並んでいた。

そして・・・日の出。

空は澄み渡り、オレンジ色の太陽がゆっくりと昇ってくる。

うーん、なんか良いことありそう。

足元の草は凍っていた。



これでもめげずに枯れないなんて、やっぱり大した生命力だな、植物たちは。

そんなわけで、今年も穏やかなスタートを切りました。

2018年が皆様にとって良い年でありますよう。

本年もよろしくお願いいたします。
 


2017年12月31日日曜日

今年もお世話になりました


いよいよ大晦日。

外は・・・曇りですね。

ここ最近ずっと晴天続きだったのに、日がささないとさすがに冷えるね。

我が家の窓際にはシクラメンが。

これは頂き物。

あまり水をやらないで厳しめに育てようとしているのだけど、厳し過ぎるとすぐに花柄がダラッと垂れてしまう。

それが思ったよりも早いのだ。

少なくとも1日おき、下手すると毎日水をやらないといけない感じだ。

これはどうも「用土」が少ないことに起因するのではないかと思う。

鉢はかなり大きいのに、全体に軽い。

これはシクラメン農家の方々がこのシクラメンを育てて出荷するにあたり、生育具合や、コストなどによってこうなっているのだろうと想像するが、用土が少なければそれだけ水分を蓄えておける量が減る。

シクラメンは季節モノで、クリスマス~正月の販売が中心。

ちょっと古いデータだけど(2015年11月28日日経新聞・夕刊)
シクラメンの出荷量は1860万鉢
シェアが長野県が15%、愛知県が11%
ということらしい。

自分の感覚では埼玉県あたりの農家さんがシクラメンを多く手がけているように思うのだけど。

意外なところでは都内江戸川区鹿骨(ししぼね)なんてのも花卉生産を盛んにやっている。
鹿骨町は都内では珍しく鉄道駅が無い鉄道空白地域らしい。
そんなノンビリしたところなので。こういう花卉生産なども盛んなのだろうか。

まぁそんなこんなで大晦日。

今年は花咲ブログも書いたり、休んだり。
ネット公衆回線の向こうには楽しみに読んでくれている方もいらっしゃると分かったので、来年も楽しく続けていきたいと思っております。

どうぞ良いお年をお迎えください。

花咲ジジイ

2017年12月29日金曜日

高騰する葉モノ野菜


サラダを作る必要に迫られてレタスを買いに行った。

買いに行って、その値段にタマげた。

レタス1玉550円+税!!

レタス1玉が500円以上もするのか!?

思わずひるんだけど、レタスがなければサラダが成立しないので納得できないが買った。

レタス1玉500円以上・・・と何度も頭のなかでリフレインする。

葉物野菜が高いとは良く耳にするが、ここまでとは。

店員さんによれば、これからもっと高くなるとのことだった。

マジか!?

ハンバーガーなんかにレタスを使っているところは、肉(パテ)よりもレタスのほうが高くなるんじゃないか、なんて思ってしまう。

まぁ、こういう天候不順などの理由によって野菜の値段が高騰したりすることを防ぎ、通年安定してレタスなどを供給(確保)しようというのが「植物工場」の目的なんだろうな。

たかがレタス、でも深く考えさせらたよ。

2017年12月24日日曜日

メリークリスマス


クリスマスイブでしょうか。

歳を取ってくるとあまり気にならないイベントになってしまいました。

子供のころは子供なりに、青年のころは青年なりに、興奮したものではありますが。

それよりも、海外向けのクリスマスカード、年賀状、掃除、整理整頓などなど、年内にスッキリさせておきたいことが山のようにあって大変なんであります。

年が明ければ今度は確定申告でしょ。

一年は本当に早くてイヤになっちゃう。

さて年内の外仕事も概ねカタがつき、落ち着いた感がある。

道具の手入れなどもして気持ちよく新年を迎えたい。

最近は一般家庭でも派手な電飾などをしているのをよく見かける。

これを意図的に町(地域)ぐるみでやって、観光客を集めているところもあるように聞く。

この前テレビを見ていたらばアメリカのある町で派手な電飾をしていたらば、観光バスなどもやってきて大騒動なんだそうだ。

住民の人は「緊急のときに病院にもいけない」と嘆いていたけど、率直な感想としては「それなら電飾をやめれば良いじゃん」ということ。

誰もお願いはしていないと思う。

自分でやって自分の首を絞めるのであれば、やめれば済むこと。

違うだろうか?

この前、近所を歩いていたらばこれもド派手な家をみつけた。

電飾ではない。

植木鉢などを並べて、なんとなくメルヘンチックな雰囲気を醸していたのだ。

ガレージに車があったけど、どうやって出し入れするのだろうか?

答えは簡単。

車は現在使われていないのだった。

しばらく動かした気配がなかった。

地域ぐるみではなく、このお宅が自主的にやっているようだったけど、これはこれでchっと特別な感じがした。


2017年12月20日水曜日

青は藍より出でて藍よりも青し


真っ赤な茎が目をひく。

これなーんだ?

すぐに分かった人はなかなかスルドイ。

葉っぱも落ちてしまっているしね、なかなかの難題。

実はこれは染料として使われる「藍」なのであります。

えーっ、こんな姿なの?

それよりもなによりも藍ってことは「青」でしょ、基本。

ところがどこも青くないし、全てが赤い。

これからどうして青い染料がとれるのか。

先人はよく考えたものであります。

さらにこれはタデ科の植物ゆえ、たしかに花の地味さなどもタデらしい。

そういえば受験生のころに覚えた故事
「青は藍より出でて藍よりも青し」
なーんて思い出したよ。

えーっと意味はなんだっけ?
弟子が師匠を超える、って感じの意味だったっけ。

とりあえず茎の赤さがクリスマスっぽいってことで。

地味な花

赤い茎 たしかにタデっぽい

2017年12月13日水曜日

干してみなはれ


渋柿は渋い。

でもひとたび干すと様相は一変する。

甘い。

干し柿の甘さ(糖度)はメロンやブドウよりも高いと言われている。

あんなに渋いのが、干すだけでこれだけ甘くなるというのは本当に不思議。

そしてもっと不思議なのは「最初に干し柿に気付いた人」のこと。

渋い→不味い→廃棄

そんな図式で落着しそうなところを、渋い→不味い→干す、と誰が気付いたのだろう?

誰かが教えてくれたのか?

干せば甘みが増すなんてものを他に知らない。

コーヒーを最初に飲んだ人も、ビールを最初に飲んだ人も、あんなに苦いものを慣れる前の一発目から「ウマイ!!」と思えたのだろうか。

キノコも食べられるものと、中毒を引き起こすものがある。

マツタケに行き着くまでに何人命を落としたことだろうか。

ある意味、懲りない生き物である、人間というものは。


2017年12月11日月曜日

渋柿


急な寒波の到来。

北海道では大変なことになっているらしいが、イギリスのラジオを聴いているとどうもイギリスほぼ全土が雪化粧らしい。

極端だよねぇ

外仕事をしていても、普通は身体を動かしているとそれなりに暖かく感じるが、最近は底冷えというか、ちっとも暖かくない。

これで雨なんか降った日にゃぁ最悪だ。

頼む、年内は降らないでくれ、と願わずにはいられない。

庭ではカキが美味しそうに、その存在をアピールしていた。

しかし外見に騙されてはいけない。

美味しそうとガブリとやるととんでもなく渋かったりする。

なんなんでしょう、あの渋柿ってのは。

人間でも外見に騙されることが多いけど、カキはその期待を裏切る率の高さではトップクラス。

甘い柿とのギャップが大きい。

口に運ぶときに脳が甘いと期待した信号を流している最中に下に伝わるシブさの信号はインパクトがある。



新クリスマスリースの御提案


めっきり冷え込むようになってすっかり冬であります。

12月、師も走る忙しい月。

この時期は植木屋さんたちは書き入れ時。

年内は休みなしという植木屋さんも多いことと思う。

年末大掃除をして、気分良く新年を迎えたいのと同様、庭もさっぱりしたいというのは、これ日本人のメンタリティだと思う。

そんなわけで僕も植木屋の親方の手伝いで忙しくしております。

でも、ただ忙しいだけでは能がない。

どこかに発見や驚き、大袈裟にいえば感動など、楽しいこともないと。

それはそんなにスペシャルなことでなくてもいいのだ。

例えば、この前は生垣を刈込もうと思ったらつる性の植物が生垣に覆いかぶさっていた。

これをどけてから刈込むのだけど、このつる性の植物はヘクソカズラだった。

こんなに旺盛に育っていたのだなぁとちょっと感慨深い。

そして手に持ってみると、クリスマスリースの素材に使ってもなんら遜色がないように思えた。

だって「つる」で「実」がなっているんだから。

ありきたりの素材でクリスマスリースを作ったって面白くないじゃん。

どうです、ヘクソカズラもちょっと混ぜてみては。

面白いと思うんだけど。




2017年12月6日水曜日

まだイケる


昨日書いたように神宮のいちょう祭りは終わってしまった。

でも、都内の黄葉・紅葉はもうちょっと楽しめるのではないかと思う。

イベントは事前に開催時期を決めねばならない。

それが、今回のように紅葉だとか、花の開花をテーマにした場合、ぴったりとそのピークと開催時期を合わせることができるかというのは、もうほとんどギャンブル。

当たれば万歳だし、外れればドッちらけ。

自然を相手にするだけに予測するのは本当に難しいよね。

イベントはイベントして、個人的に都内を散歩するには楽しい季節だ。

写真は靖国神社。

大きな鳥居の先に黄金色に輝く円錐形のイチョウが並んでいる。

師走で何かと気ぜわしいけど、こういう名所を暇を見て歩いてみてはどうだろう。

2017年12月5日火曜日

機を逸する


先週金曜日。

仕事帰りに自転車で神宮の脇を通った。

絵画館前のイチョウ並木がライトアップされてキレイだった。

そうそう、この時期いちょう祭りが開催されているんだった。

なんだか一年が早いなぁ。

あと何回こんな黄葉をみることができるんだろうか、なんてマジメに思ってしまう。

サクラが咲くのを見るのもそう。

パッと咲いてパッと散る、サッと色づいてサッと散る。

こういう無常感を最近はとくに強く感じてしまうのだ。

年齢のせいか。

見ごたえのあるいちょう祭りをやっていますよ、と知らせようと思ったんだけど、調べたら12月3日(日)で終わっていた。

季節の移り変わりに、時の流れに全然ついていけていないじゃん。

ダメじゃん。