2008年3月13日木曜日

ジンチョウゲ Daphne odora


アナタの一番好きな花はなんですか?

もしこんなことを聞かれたらあなたなら何と答えるだろうか?

僕は迷わずコレをあげる。

一番かというと当然他にも魅力のある花は沢山あるのだけど、心の琴線にふれる花としては間違いなくナンバーワンである。

もうこれは個人的趣味のもんだいなので、「そんなことあるか」と一蹴されてしまえばそれまでなのだけど。

まだ小学生、中学生のころ、まだまだ植物なんてものに全く興味がなかったころ。

この2月の終わりから3月にかけてこの独特の甘いニオイが早春のキリッとした冷たい空気とともにあたりに漂っていた。丁度この時期は卒業とか入学あるいは入社なんていう人生の曲がり角で、これまでの過去にすがりたいような気持ちと新たなる生活にはせる期待が入り混じったとてもナイーブな心持だった。そこにもってきてこの香り。

なので、この季節の春風に吹かれながら、このジンチョウゲの香りをかぐと胸がグーッと締めつけられちゃうのである。
一緒に柏原芳恵の「春なのに」なんか流れてきたらテキメンである。

それはそうと、このジンチョウゲの拡大写真をみて何かお気付きでしょうか。

何かに似てませんか?

そうです、これは 3月6日に御紹介した ミツマタ と同じ「科」なのですね。
じーっと見るとかなり似ている。花のつきかたとか花の咲きかたなど。
これはその名も
ジンチョウゲ科 THYMELAEACEAE
秋のキンモクセイ、そして春のジンチョウゲ。
街を歩いてニオイに包まれよう。花粉に負けるな。

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