2008年4月17日木曜日

木からのお願い。
   
    「木からのお願い。 駐車ご遠慮下さい。 木がだいぶよわってしまったので。」
というポスターというか札のようなものがぶら下がっているのを見た。
    
表参道の裏露地を入った住宅地。
言われてみれば元気の無い カイヅカイブキ にその札は掛かっていた。
   
裏露地ということで駐車する人が多くて嫌気がさしてこれを書いたのか、それとも駐車とカイヅカの元気の無さに因果関係を見出してこれを書いたのかは定かではない。
  
でも字体や文章を見る限りは、何かに困ってこれを書いて、更にこれによって駐車する人の良心に訴えて駐車はしないでね、と言っているように思える。
  
フト思い出したのは、最近の新聞記事で「何者かがチューリップの花の蕾を片っ端から切り捨てた」とか、「チューリップ畑に何者かが車で乗り入れ畑を荒らした」という心ない人のニュース。
   
どうもこの世の中には、花を愛してやまない人とそんなの関係ねぇという人の2種類が存在すると思われる。
   
エラそうなことを言って、植物を愛する代表者みたいだけど、かく言う自分は・・・
高校時代こういった園芸的な作業をする時間があったのだが、その作業をいかにサボるか、いかに逃げるか、そんなことばかりを考えていた。
そんな植物なんて関係ねぇ人間の典型だった僕が植物に関することを生業としているのだから不思議なものである。

    
このブログを始めたころ、2月3日に「心あるひと、心ない人」というのを書いた。
先週たまたまあの花壇の前を通ったら、あの札は取り外されて代わりに畑にはビッシリ色とりどりの花が植わっていた。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お客さんで駐車場に後ろ向きで入れると激怒する方がいます。後ろには垣根。排気ガスが垣根にかかることを非常に怒るんですね。看板を掛けた方も、うちのお客さんも、そうゆう気持ちわかります。