2008年6月1日日曜日

マツバギク Lampranthus spectabilis
  
   
お寺の外壁にピンク色の花畑が垂れ下がっていた。
その長さは30メートルを超えていたと思う。
  
第一京浜に面し、車がブンブン通る排気ガスまみれの場所ながら元気そのもの。
  
マツバギクは南アフリカ出身日当たりが良く乾燥しているという状態が好きなので、ここが南アフリカっぽかったのだろう。
  


    
マツバギクはハマミズナ科
これまでキク科の植物は頭状花といって舌状花と管状花からなる・・・といってきたのだけど、このマツバギクはキクという名前がついていながらキクの仲間ではない。よって構造もキク科の花とは違う。
  
シュウメイギク Anemone hupehensis もキクの名前がついているけど、キクとは全く関係ない。学名からも分かるけどシュウメイギクはアネモネであり、キンポウゲ科だ。アネモネを知っている人は「えっ、そうなの?あんまり似ていないけど・・・」と思うかもしれない。
  
話をマツバギクに戻すと、葉っぱもペラペラではなく、多肉種といって肉厚で触るとぷよぷよしている。
こうやって水分を蓄えることができるので乾燥に強いのだろう。
逆に水をやりすぎると根腐れを起こして枯れてしまう。
  
写真では伝わりにくいのだけど、このマツバギクのピンクはショッキングピンクに近いケバケバしいピンクだ。
好みの分かれるところだけど、とにかくこれだけまとまって咲いていると説得力があるぞ。
  
今日から6月。
天気もヨロシイので散歩がてらカメラを持って荒川土手にでも散歩に繰り出そうかと思っている。
面白いネタを探して激写、激写である。
   

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

相変わらず、美しい写真です。
ピンクと言うより濃い藤色にも見えるのは、群生しているからかなあ?
きれいに咲かせている花もたくさんあるのに、日本の雑然とした町の風景の中では、ケバケバネオンに負けてしまうのがもったいない。

匿名 さんのコメント...

水戸にはいたるところにマツバギク。
今は園芸品種でいろんな色が出ています。
寒さにも強い宿根草なので水戸で人気なんでしょうかね?