2009年2月4日水曜日

冬牡丹
    
   
気持ちの良い快晴の日曜日、上野の森に繰り出した。
   
目的は東京都美術館で開催中のウイリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ展
産業革命後、大量生産によって失われようとしていたデザイン美の大切さを説いたのが彼だ。
   
  
役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない
というコピーが目をひく。
   
これはあまり植物とは関係がなくて、花咲ブログの主旨とはズレるが、無理やりに関連付けるとすれば、ウイリアム・モリスのデザインの多くは植物をモチーフとしていて、そういった普遍のテーマは時を重ねても色あせることはない、ということ。
    
すなわち植物は流行りすたれではなくて、いつの時代でも人の心に訴えるものがある、となる。
やや無理があるか・・・・。
   
で、帰りに東照宮の横を通ったら 「上野・東照宮 冬ぼたん」 という大きな看板を見つけたので、本能的に足が東照宮の方を向いた。
   
   
しかし、入り口まで来て踵を返した。
何故なら、入場料が必要だったからである。
   
幾らだったかは正確には覚えていないが、何もボタンをちょっと見るだけなのに金を取ることはないだろう、と。
   
そこで入り口の脇に置いてあったボタンの小さな小さなディスプレーを写真におさめてスッカリ冬牡丹を鑑賞した気になった。
    
十分キレイだ。
焦って冬牡丹を見なくても春になれば普通のボタンがあちこちで見れることだろう。

今日は立春だし、春もすぐそこまで来ている。
   
   

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