2009年10月31日土曜日

イヌタデ Polygonum longisetum
      

   
花咲ジジイは今日はすでにちょっとホロ酔いでございます。
   
何故なら・・・・
花、植物と関係ないじゃん と怒らないで頂きたいのだが、ラグビー観戦をしながら一人でビールを飲んでいたからであります。
   
今日は国立競技場で、ナント! ニュージーランドVSオーストラリアの試合があったのです。
世界最高峰の試合を生で見れるチャンスということで、チケット購入も考えたんだけど、その価格に腰が引けてしまった。
   
一番良い席がナント 70,000円!!
自由席でも確か7,000円くらいしたので、だったらTV観戦したほうが良いやと思ったわけです。
   
価格設定がどうの、ラグビーとしてのこの試合の持つ意味、試合内容などなどは花咲ブログから離れてしまうのであえて触れないこととする。
   
とにかく、ちょっとホロ酔いで御機嫌なままにこのブログを書いている。
   
さてさて、今日で10月も終わりで今年も残り2カ月となった。
   
年賀状も発売されたりして、仕事も暮れに向かって忙しくなってくる。
   
そういう意味(どういう意味?)では、今日は家でゴロゴロしながらビールを飲みつつラグビー観戦をしてのんびり充電できた。
   
巷に目をやると、まだまだ花が沢山咲いている。
   
つい昨日 「これから色がなくなっていく・・・」みたいなことを書いたけど、サルビア、ランタナ、デュランタ、マリーゴールド、キク、セラニウムなどなど、まだまだ賑やかである。
   
そこで今日はそんな中からイヌタデを御紹介しよう。
   
花は6月ころから咲いていて、まさに雑草のごとくそこらに咲いている。
赤っぽい小さな花が咲いているが、一見花びらに見えるこの赤い部分は ガク であるという。
   
秋の斜めから射す日に浮かび上がるイヌタデ。
今日の写真は意図的にボカしてあるのだけど、そのぬくもりを感じていただきたい。
  

  

2009年10月30日金曜日

ダリア Dahlia
     

    
秋が深まり、紅葉などそろそろ始まるころだ。
一方で今咲いている花、これから咲く花というのはかなり限られてくる。
   
今日ご紹介するダリアもそろそろ終わりに近いが、なかなかの存在感で気を吐いている。
  
存在感たる所以は、花が割と大きい背が高い色が派手といったあたりだろうか。
   
ご覧のものは背丈が120センチほど、花の直径が18センチほど、そして真っ赤である。
オレンジ、黄色、白、ピンクなども色が豊富で、ひとつの花に2色以上の色が混じるタイプもある。
   
葉っぱも黒っぽくて濃いものがあるので、かなりユニークなヤツといえる。
  
想像のついた方もいると思うが 舌状花 が集合したキク科の植物である。
   
好みが分かれる花だが秋を彩る花としておススメである。
  
    

2009年10月29日木曜日

ヒイラギモクセイ Osmanthus ×fortunei
    
   
これは何でしょう?
    
この前花咲ブログで話題になった ギンモクセイ でしょうか? 花も白いし。
いやいや、何といってもキンモクセイでしょうか。
   
正解は金・銀いずれでもなく ヒイラギモクセイ といって、
モクセイ Osmanthus fragrans と ヒイラギ Osmanthus heterophyllus の交雑種でございます。
   
花はたしかにモクセイっぽいが、葉っぱを見ると縁がギザギザになっていてヒイラギの片鱗がうかがえる。
    
   
葉っぱはヒイラギもモクセイも固めなので、その辺は踏襲しつつ縁だけがギザギザのノコギリ状になっている。
   
これで結構ギザギザが厳しくて、触ると痛いくらい。
その特徴を買われて防犯の理由から生垣に使われたりする。
      
モクセイの血筋を引くのだからそれなりに良いニオイがするのかな、と思ってもあまり匂わない。

鼻をグイっと近づけてクンクンとしてもあまり匂わない。
   
実は花咲ジジイはここ3週間くらい原因不明の鼻炎に悩まされており、鼻が通らないのだった。
    
なのでヒイラギモクセイが果たして良い香りなのかどうなのか確かめる術がない。
  
どなたかご存じ??
  
   

2009年10月28日水曜日

どんぐり 数の勝利
    

    
実りの秋ってことで、公園の木々などに目をやるとドングリが鈴なりだったりする。
枝なんかしなっちゃって、かなりの量だ。
   
もう、その数はおびただしい。
   
こんなに実をつけちゃって。
そのうちに辺りがドングリの樹だらけになってしまうのではないかと心配になる。
  
でもその辺はうまくできている。
  
ドングリを食用とする鳥や動物たちがいて、食べられてしまうことを計算に入れてドングリはあらかじめ沢山実をつける戦法をとっているのだという説がある。
  
ドングリを食べる・・・ って一体どんな小動物たちだろう?
真っ先に頭に浮かぶのはリスだが、東京でリスはあまり見かけない。
  
鳩やスズメが食べるにはデカ過ぎる。
  
犬も猫も食べない。
   
野ウサギ、ムササビ、カワウソ、テン、キツネ、イノシシなどもいなさそうだ。
   
・・・・となると、やはりそこらじゅうドングリの樹になってしまうのではなかろうか?
   
あっ、そうか。
近所のおばさんやおじさんが掃き掃除をしていて、それで均衡が保たれているのか?
   
まぁ冗談はさておいて、おそらくドングリそのものの発芽率も低かったりするんだろうな、と思う。
あるいはドングリをパクッと食べる小動物だけではなく、ドングリの中に住んで中を食い散らかす虫なんかがバランスをとる役割を担っているのかもしれない。
  
地下鉄をどうやって地下に入れたのか考えると寝れなくなっちゃう なんて話が昔流行ったけど、秋の夜長にドングリがどうやって均衡を保っているのか考えるのも秋っぽくて悪くない。
  
  

2009年10月27日火曜日

くるっくー
      

   
文京区音羽。
  
講談社、光文社など出版社が軒を並べる通りである。
   
そこに大型バスが数台停まっていた。
  
なんとなく異様な雰囲気があったので何かなと思ってのぞいてみた。
   
そこは知る人ぞ知る鳩山会館である。
政権交代があって、鳩山氏は今や日本の首相である。
    
そしてマスコミでよく伝えられるように、鳩山氏の資産は半端ではない。
ある情報によると 預金などが12億8千万円 総資産が16億6千万・・・ と庶民感覚を完全に超越したまさに桁違いの資産をお持ちである。
   
その一部が鳩山会館として一般に公開されている。
http://www.hatoyamakaikan.com/index.php
   
入場料が一般500円ということだが、資産が16億もあるんだったらタダで公開してもバチは当たらないのではないかと思うのだけど。
   
そして首相効果というかなんというか、ご覧のように大型バスが連なってツアー客が押し寄せる観光名所になっている。
   
庭に興味がある花咲ジジイとしては一度は行ってみたいと思うのだけど、そのうち、そのうちと思って実現していない。
   
小石川後楽園、浜離宮、六義園など都内には色んな庭園がある。
遠出をして非日常を堪能するのも悪くはないけど、日常にある非日常も悪くない。
  
今度行ってみよう、鳩山会館。
くるっくー。
  
  

2009年10月26日月曜日

丸の内情報
    

   
昨日「天気は回復傾向で・・・・」なんて言ったばかりなのに、今日は台風の影響でまたまた冴えない天気だった。
    
昨日ご紹介した日比谷と丸の内仲通りのガーデニングショーは、基本的に展示物が屋外に置いてあるものなので、今日のような荒天にさらされるのは好ましいことではない。
   
花咲ブログを読んだので行ってみたけど、もうクタクタになっていたゾ なーんて言われかねない。
   
展示物諸君の無事を祈る。
   
さて、ガーデンショーでは足元に目が行きがちではあるが、我々の目線よりも高いところでひそかに賑わっているものがある。
   
それがハンギングバスケットというものである。
   
バスケットというか、入れ物に土を入れて植物を植え込んで吊るして飾るのがハンギングバスケットである。
   
ヨーロッパなんかに行くと実に気の利いたハンギングバスケットが街の至る所にぶら下がっている。
   
これの問題点は幾つかあって
①水やりが大変
②季節ごとに植えかえるのが手間
③台風などのときに落下したりしないか不安
   
①は、バスケットひとつひとつに細いチューブのような潅水装置が付けてあるものがある。
あるいは早朝などに、給水車がバスケットひとつひとつにホースで水をやる場合もある。
   
いずれにしても結構な手間だが自然の大地に植わっているわけではないので、そこは人間が面倒をみてやらないといけない。
   
丸の内を散歩したときには、このハンギングバスケットが仲通りにずらーっと飾られていて壮観だった。
  
来るハロウィンを意識して、カボチャ型の入れ物も使われていて雰囲気を盛り上げていた。
    

    
赤い花がなんとも目を引くが、これはベゴニアでそれほど珍しい花ではないが、とても良い色をして、一緒に植えられているコリウスや、シダのような緑と良くマッチしていた。
   
こうやって小奇麗にしていると街全体の印象もアップし、より多くの集客が期待できるのではないかと僕なんか単純に考えてしまうのだが、どうなんだろう?
  
   

2009年10月25日日曜日

丸の内へ出掛けよう
     
   
この週末は冴えない天気だった。
   
何をして過ごしましたか?
   
花咲ジジイは土曜日に日比谷から有楽町、そして丸の内へと歩いてみた。
   
実は10月23日~11月1日まで
丸の内仲通りガーデニングショー
http://www.mn-garden.com/
日比谷公園ガーデニングショー
http://www.hibiya-gardening-show.com/
というふたつのイベントが開催中なのである。
   
しかもいずれも入場無料。
日比谷公園は普通の公園であって、丸の内仲通りは普通の通りでオープンでパブリックな場所である。
そこに箱庭的なショーガーデンを作って展示したり、ハンギングバスケットで飾ったり、テントなどで様々なインフォメーションを発信したりしている。
     
花咲ジジイは日比谷から丸の内まで歩いたのだけど、ゆっくりと秋の涼しい風の中、のんびりと歩くのは決して悪くはない。
   
   
カップルは楽しげにそぞろ歩いていたり、
熱心なおばさんが箱庭を覗き込んでいたり、
カメラを手にアマチュアカメラマンがシャッターを切っていたりする。
   
花咲ジジイもその中に混じってパチパチと写真を撮ってきたというわけである。
  
天気はボチボチ回復傾向にあるようだし、このイベントは今度の週末までやっているようなので見にいかれたらどうでしょう?
  
   

2009年10月24日土曜日

実りの秋~日比谷公園
       


   
折角の週末だというのに天気はチト冴えない。
   
雨が降り出すちょっと前に日比谷公園に出掛けてきた。
   
今さら日比谷公園を説明することもないと思うけど、場所は千代田区という一等地で、広さはおよそ16ヘクタールほどある。
公園内には3,100本もの樹木が植わっているらしい。
   
まさに都会のオアシス
  
普段何気なしに通り過ぎてしまう公園の樹木たちもさまざまな実を付けている。
   
それを収集して展示してあったのが今日の写真。
   
公園内で 採れたて の木の実たちがボードにそのまま押しピンでつけてあるだけのシンプルなものなのだが、それぞれの木の実たちがとても個性的で、それだけで立派なオブジェになっているように思えた。
   
数えてみるとそこには55の木の実があった。

これだけあっても100%カバーしているとは思えない。 もっとある、多分。
   
今日の写真は縮小率を下げてあるのでクリックして拡大して見てほしい。
   
ネッ、素敵でしょ。
   
公園内をそぞろ歩いて木の実を集めて ゲージツの秋 の気分に浸るのも悪くない。
  
   

2009年10月23日金曜日

森へ行きましょう
   

   
と言いますか、何と言いますか・・・・
   
とにかく木がこんもり生えている地域に足を踏み入れてみよう。
   
まず高木に日光を遮られ、ちょっとひんやりして、適度な湿度が感じられる。
耳を澄ませば、ムシの声、鳥のさえずり、木々が風でこすれる音などが聞こえる。
足元は落ち葉のカーペット、またはそれらが朽ちて腐葉土となり、ふかふかの絨毯のようである。
辺りにはヒノキやスギといった針葉樹から良い香りが漂ってくる。
   
どうです? なんか良いじゃぁないですか。
   
ゆっくりと注意深く歩いてみれば、クリドングリ(アラカシ、アカガシ、クヌギ)なんかが落ちている。
まさに秋の恵みだ。
   
これらをチョコレートの箱なんかに詰めて置いておけば立派なインテリア、もしくはプレゼントになる気がする。
   
そういえば、このイガ付きのクリはこの前1個210円で売っていたなぁ。
   
そこらじゅうにこんなクリが落ちていたぞ。
  
    

2009年10月22日木曜日

ケータイで庭いじり
   

   
電車に乗っていると、プレイステーションやら、DSやら、携帯電話のゲームなどに熱中している人を多く見る。
   
子供ならまだしも、良い年したオッサンがしかめっ面して、熱心に満員電車の中でゲームに興じている姿をみると日本という国は大丈夫なのだろうか?と一抹の不安がよぎる。
   
それはそれとして・・・。
電車のドアの上に ケータイで庭いじり という広告があった。
芽が生えます 花が咲きます 池も置けます 庭が彩ります と書いてある。
   

   
仮想空間において庭づくり、庭いじりができるというものなのだろう。
   
これを見て 「やられた!」とホンのちょっと思った。
実は以前から庭をつくるゲームがあればウケるかも・・・と思っていたのだ。
でも、そんな企画をどこへ持っていったらいいのかも分からず、そのままになっていた。
   
ケイタイのこのゲームは拡張性に乏しそうだが、僕がイメージしていたものはスケールがもっと大きい。
イメージ的にはSim Cityのような、といえばいいだろうか。
   
球根、一年草、宿根草、灌木、高木、生垣、菜園、ハーブ、つる性のもの、鉢植え、垣根、池、滝、石組みなどなどありとあらゆる要素を網羅し、日本庭園、西洋風ガーデンなど思いのまま作れて、しかもそれらが徐々に育つ。適当な時期に適度な手入れをしたり、水やりなどもサボれないようにして、庭づくり、庭の維持管理を身をもって学べるゲーム。
   
庭をつくるにあたっては、南向きなのか、北向きなのかといった方位、排水管やガス管がどう走っているのか、お隣と仲が良いのか、道路づけはどうなのかなどリアル感を持たせる。
   
時間の経過とともに庭が立派に育ったり、あるいは朽ちて失敗したりする。
そこで、どういったところに注意すべきかといったことがシュミレーションできる。
  
いかがだろう?
   
花咲ジジイはまったくゲームというものをしないのでこれが果たしてウケるのか全く分からんのだが、かなり面白いと思うんだけどなぁ。
ゲーム会社の方で花咲ブログを読んでいただいている方、あるいは花咲ブログを読んでいただいている方でゲーム会社にお勤めの方を御存じの方、花咲ジジイ監修で リアル!アナタのお庭 を実現しませんか?
  
   

2009年10月21日水曜日

ホット・ニュース
    

   
今日は新聞各紙、ラジオ、テレビなどのニュースで 青いバラ が取り上げられていた。
   
そもそも青い色素が無いバラにパンジーから採った青い色素を遺伝子組み換え技術で組み込んだ。
これによって永年の夢であった青いバラが現実のものとなった。
   
永年の夢叶う、万歳! 的な論調だったのだが、花咲ジジイ的にはやや懐疑的である。
   
まず青いバラといって新聞の一面を飾ったバラはどうひいき目に見ても青くは見えない。
淡い紫というか、なんというか。とにかくリンドウ、デルフィニウムなどの青とはちょっと違う。
   
次にお値段がスゴイ。
開発費に30億円ほど掛けたというのだから、それを回収すべく、それなりの設定にしなければ仕方がないのは分かるけど、一輪が2,000~3,000円というのだから、10本も買って花束にすると2~3万円ということになる。
庶民には高嶺の花である。
   
そして、究極は「本当に青いバラが必要か?」という議論。
   
まぁ、あまり懐疑的な話をしても仕方がない。
ここはひとつ前向きに、開発をされたサントリーの開発者の方々の労をねぎらい、これがきっかけで花卉業界が活気づくといいなと思う。
   
   

2009年10月20日火曜日

パッションフルーツ Passiflora edulis
     

    
世の中、実りの秋なんだけど今日はちょっと変わった味覚を楽しんだ。
  
パッションフルーツ
    
清涼飲料水なんかでパッションフルーツ味なんてよくあるけど、実際どんなフルーツなのか知らない人も多いのではないだろうか。
     
花咲ブログでも2008年6月9日トケイソウというのを紹介したけど、それと基本的には同じ植物である。学名上の属名 Passiflora は同じだし。
紹介したトケイソウの実は食べられないが、花の構造などは同じ。
   
今日のパッションフルーツも学名が Passiflora edulisedulis edible すなわち 食べられる という単語に通じるのではないかと想像される。
      
      
温暖な場所での生育が旺盛で、バネのような巻きひげ を絡ませて育つ つる性の植物だ。
聞くと、この温室を覆い隠さんばかりに今年一年で育ったのだそうだ。
   
実はかなり大きくてテニスボールくらいある。
熟したやつをとって食べさせてくれた。
     
     
中には黒い小さな種が入っていて、その種を包み込むようにニュルニュルの果肉がある。
これらをスプーンですくいだして種ごと頬張る。
    
種がプチプチと、なんともいえないナイスな食感である。
   
味もよろしいが、なんといってもニオイが素晴らしい。
甘酸っぱい香りがフワーンと漂ってトロピカルな気持ちに浸った。
    
冬越しは屋内でないと厳しいと思うが、それ以外は比較的育てやすいので来年はゴーヤに代えてこんなのはいかが?
  
   

2009年10月19日月曜日

街路樹剪定
   
  
土曜日の神保町
  
古本屋が軒を連ねる風情ある街並み。
土曜日だというのに街路樹の剪定を熱心にやっていた業者がいた。
  
同業というのかなんというのか、こういう作業を見るとついつい立ちどまって見入ってしまう。
   
しかしオフィス街ならまだしも、土曜日の人の多い神保町なんかで、どうして街路樹剪定をしなければならないのか。
よほどスケジュール的にキツイのかなぁ。
  
その作業を10分くらい見ていた。
  
   
ヘルメットをかぶって、安全帯も腰に付けているが、安全帯は実際には使っていない。
それでいて割と枝の先端に乗り出すので 「大丈夫か?」 と心配になった。
   
それと気になったのは、なんで木の下の枝から切っていくのだろう、ということだ。
普通に考えれば、枝は上から切っていった方が、手間も省けるし綺麗に仕上がると思うのだけど。
  
折角切ってスッキリした枝に上からまた切った枝が落ちたら、それを取り払う手間が面倒ではないだろうか。
  
やり方や段取りはそれぞれなので気にしても仕方がないけど。
   
   
仕上がったトウカエデはすっかりスカスカの坊主になってしまった。
これから紅葉して、トウカエデのトウカエデたる見せ場なのになんかもったいなくないか。
言い方によっては落ち葉が落ちないので掃除の手間が省けるとも言えなくはない。
  
まぁこれが世の中の街路樹管理というものなのだろう。
 
  

2009年10月18日日曜日

秋味
    

  
ほろ酔いで歩いて家路に向かったのは、その前にビールをたくさん飲んだからだった。
   
ちょっとした会合があって、そこでは「飲み放題」だったのである。
貧乏症の花咲ジジイは、こうやって飲み放題なんて聞くと 「もとをとらねば!」と妙な使命感に駆られてひたすら飲みに徹してしまう。
  
しかも出てきたのが キリン「秋味」 というビール。
ラベルを見ると 麦芽たっぷり1.3本分 と書いてある。
  
収穫の秋を想起させるラベルで、かつ名前も秋味。
  
ちっこいグラスを注ぎ合うなんてまどろっこしいことはせずに、瓶を抱えて一人手酌でビールを堪能した。
  
そもそも最近は第3のビールだとか、発泡酒などの ナンチャッテ・ビール が多く出回り、安いので普段は ビールが良いなぁ、本当は・・・ などど言いながらそういったものに流されている。
しかし、こういったビール飲み放題においては飲まにゃぁ損!なのである。
  
・・・そう思っていたら、追加注文したあたりから 瓶ではなくて、ピッチャーに入ったビールが出てきた。
ピッチャーなんかで出されると、中身はビールなんだか、発泡酒なのか分からなくなる。
  
その辺を狙ってるんだろうなぁ。
まったくせちがらい世の中である。
  
えっ?どの辺が花咲ブログなのか ですって??
麦芽が1.3倍ってあたりです。 スミマセン。
  
  

2009年10月17日土曜日

みかんと子供たち
   
   
夜、ちょいとホロ酔いで歩いて家路についた。
てくてくと歩いていると、何かの樹に札が掛かっていた。
何だ??
  
   
立ちどまって札を読んでみると
「おねがい こどもたちがたのしみにしているのでみかんをとらないでください」
「みかんをとらないでください ほいくえんのこどもたちがたのしみにしています」
とあった。
   
なるほど、ここは保育園なのだな。
子供たちがこのみかんを収穫するのだな。
と分かる。
  
子供たちがみかんはどうやってできているのか、どんな木になっているのか、採れたてはどんな味がするのか、スーパーのみかんと味はどう違うのか、などを身をもって体験するのはとても意味があると思う。
  
夜の誰もいない保育園の校庭を眺めながら、ウキウキしている子供たちを勝手に想像した。
  
  

2009年10月16日金曜日

庭がなくたって・・・
   

   
あらかじめお断りしておくが、今日の内容に関しては道路交通法とか、その他の法律が絡んでいそうだが、敢えてその辺には触れずに書いている。
  
道を歩いていて、とある御宅の前を通ったらば植木鉢が沢山置いてあった。
  
門があって、それをくぐると玄関までのアプローチがあって・・・ という御宅ではなく、玄関を出るとすぐに道路というシンプル構造である。
裏に回って確認した訳ではないのだが、庭はなさそうな雰囲気だ。
  

  
往来に所狭しとせりだした植木鉢の数々。
よっぽどの植物好きなのだろう。
   
よく見ると植木鉢ではなくて発泡スチロールも使っている。
  
こうった光景はなにもここだけではなくて、都内ではわりと見かける光景である。
  
辛うじて歩道の線の内側に収まってはいるものの、歩行者は車道を歩かざるを得ない状況だ。
   
何よ、邪魔ね とイラッと思うか、 アラ沢山の植木ねぇ と鷹揚に思うかそこで2通りの人間がいそうである。
  
この家の人はどんな理由でこうしているのだろうか?
  
①出来れば庭を持ちたいがそれもかなわない。せめて玄関先にでも。
②庭はすでに植木鉢で一杯で、溢れた植木鉢が玄関先に。
③家のまえの違法駐車をさせないために。
④行きかう人々を楽しませるために。
⑤行きかう人々の通行を妨害するために。
⑥自慢の植木を皆に見てもらいたくて展示中。
   
よく分からないけど、それらのどれかのような気がする。
  
繰り返し言うが、良い悪いを議論しているのではない。
  
  

2009年10月15日木曜日

一難去って・・・
   

   
歩いていたら街路樹に目がいった。
  
なんてことはない、スズカケノキだ。
これまで花咲ブログでも9月26日、9月19日、2月18日(いずれも2008年)に取り上げた。
  
都内某所の街路樹剪定でスズカケノキと嫌というほど対峙した。
  
そんなことを思い出しながら歩いていて、木に掛かっていたラベルを見ていると、そこにスゴイ工夫があることを発見した。
  
木に名札(ラベル)をつけることは大変意味がある。
一般市民に木の名前を知ってもらうことで、より親しみがわくきっかけになるし。
  
でもそのラベルをどうやって木に付けるかが問題なのだ。
  
針金で木の幹に結びつけると、木の幹が当初巻いた針金以上の直径に生長する。
そして一種の窒息状態のようになって、木にとんでもないストレスが掛かる。
枯死することもある。
  
で打ち付ける方法なんかが無難だと言われている。
  

  
ところが今日見かけたラベルは、伸縮するバネで木に取りつけられていた。
これなら木の生長に合わせてバネが伸びるので幹を締め付けることはない。
  
なんと賢い!
実用新案でもとってるんではなかろうか?
    
そんな訳でこのスズカケノキは安心したことだろう・・・・ と思ったのだが、まさか!と思い直して道路側から木を見るとガードレールに幹が食い込んでいた。
これは以前花咲ブログで書いたものと同じ悲劇的な状態ではないか。
   

   
これだけで安心してはいけない。
さらにこのスズカケノキはゴミの集積所にもなっているらしくて、ゴミに囲まれて寂しそうにしていた。
  
木の幹が孫悟空の輪のように締め付けられないとホッとして、一難去ったと思ったらこれである。
都会に生きる木は気が抜けないなぁ。
  
本当に気の毒である。
 
  

2009年10月14日水曜日

気になるキンモクセイ
    

   
キンモクセイについてはもう随分書いた気がする。
ギンモクセイと間違えそうになった話や、その独特な香りなど。
   
さんざん書いたはずなのでネタの重複を避けたいところだが、朝玄関のドアを開けるとムワッとキンモクセイの香りが漂ってくると、どうしても書きたい衝動に駆られてしまうというのはコレ本能のようなものだろう。
イヤ、人情ってほうが適当か。
   
そこで何を書くか。
   
特別なことはあまりない。
   
ただ純粋に 今匂っているゾ と言いたいのだ。
   
でもそれでは花咲ジジイの名折れなので、あえて花の付き方に着目してみよう。
  
上の写真のように枝一杯にオレンジ色の小さな花が付いている。
よくよく見てみると、それは枝から直接複数の 花柄 が出て花が付いているのが分かる。
   

   
考えてみれば不思議な植物だ。
   
だって、枝から直接花が出てるんだよ。
   
ということは枝のプクッと膨らんだ部分、つまり通常は新芽が吹き出す部分が つぼみ の役割を果たしているということになる。
   
あまりそういう植物を知らんなぁ・・・・・
  

  

2009年10月13日火曜日

旅をする種たち
   
     
昨日ヌスビトハギについて書いた。
  
昨日のブログで服にペタッとくっついていたのは、ヌスビトハギのだ。
実の中にはが入っている。
  
連休が終わって10月半ばとなり、まごうかたなき秋ド真ん中である。
  
秋といえば、味覚の秋、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋・・・などなど、なにをするにもベストの季節だ。
そして、収穫の秋でもある。
  
春~夏に花が咲いて実を結んだものたちが、熟して丁度収穫の時期となる。
このとき熟しているのは、クリ、カキ、コメ・・・など我々の食卓に上がるものだけではない。
  
雑草や、その辺にはえている草花たちの実も着々と熟しつつある。
  
そもそも何故実を結ぶのかといえば、それは子孫を残し、かつ生存競争に勝ち残るため である。なんと壮大で哲学的なテーマだろう。
  
ところが実を結ぶだけでは、それはまだ十分ではない。
出来た種(次の世代)をできるだけ、自分よりも遠くに運ばねば意味がない。
  
なぜなら親と同じところに、次の世代が固まっていたのでは同族同士で太陽栄養空間などを奪いあうことになってしまうからだ。
  
そこで、種をできるだけ遠くへ運ぼうとする訳だが、彼らに足がはえている訳ではないので自分で好きなところへ運ぶというわけにもいかない。
そこで彼らは、動物などに運び屋をやってもらっている。
  
この連休に出かけたときに、草むらをちょっと歩いただけでティーシャツの袖にはご覧のように種がビッシリ付いてきた。
これはキク科の何かだと思うのだけど、一体どれから付いた実なのかはちょっと判別できなかった。
  
他にもカタバミのように熟すとはじけて自ら種を飛ばすやつらもいる。
  
このように熟した種たちはあの手この手で旅をしようと試みている。
  
実りの秋なので、種の旅についても何か見かけたらご紹介しようと思う。
  
  

2009年10月12日月曜日

ヌスビトハギ Desmodium podocarpum
   
   
そんな訳でアッという間の3連休。
   
連休期間中、青梅界隈にいた花咲ジジイは都会ではあまりない植物に出会った。
  
とはいってもそんなに珍しいものではないのだが、ともあれ山間で見ることができるヌスビトハギというやつだ。
   
なんでヌスビトハギ(盗人萩)なのかというと、その果実が泥棒の足跡に似ているから らしいのだが、ちょっとそうには見えにくい。
   
面白いのは、その果実の外側は小さな鉤状になっていて、被服にピタッとくっつく。
はがすのもかなり厄介なくらいにシッカリとひっつく。
   
ヌスビトハギってくらいだから、ハギの仲間なんだろうが、生憎花は終わってしまっていて見ることは出来なかった。
しかし、ハギと同じくマメ科の植物としての片鱗をうかがうことができる。
  
   
それは・・・ この実である。
この実のスタイルを サヤ(pod) というのだが、それはソラマメやエダマメと同じスタイルだ。
試しに外の皮をむいてみたところ、エダマメの赤ちゃんのようなマメが出てきた。
   
   
学名のpodocarpum は サヤを意味する pod から来ているであろうことは想像に難くない。
  
都会ではあまり見かけない山の植物にも普遍性を感じてしまう。
  
  

2009年10月11日日曜日

輝る秋
    

    
3連休、2日目。
  
皆様いかがお過ごしでしょうか。
   
花咲ジジイはあるプロジェクトがありまして、連休中はJR青梅線界隈に潜伏しております。
   
朝、青梅線に乗ると これからハイキングです という人たちで活気に溢れている。
   
台風が去って、ハイキングにはもってこいの3連休。
  
山を歩けば紅葉にはまだチト早い気がするが、それでも夏と違った風景、夏と違った植物が迎えてくれるに違いない。
   
花咲ジジイの潜伏先でも今日は好天に恵まれ、ご覧のように脇ではススキが秋晴れに輝いていた。
   
空気は適度に冷たく、さわやかな風が吹き抜ける。
   
ビバ・オータム! 秋・万歳!
  
  

2009年10月10日土曜日

のっぽコニファー
   

   
この前シルバーウィークだといっていたばかりだが、今日から3連休の方も多いのではないだろうか。
   
働き者の日本人というのは遠い昔のことで、今はかなり休みが多い気がする。
ハッピーマンデー法(?)でしたっけ。
体育の日は10月10日、成人の日は1月15日と決まっていたのに、今ではカレンダーに応じて臨機応変の3連休になっている。
   
まぁ、いいか。
   
さて、写真は某アウトレットに以前出掛けたときのもの。
  
最近のアウトレットをナメてはいけない。
とにかく広いのだ。
  
そしてアウトレット内にはご覧のような大きな木も植えてある。
   
これはかなり大きいゾ。
ざっと5メートルくらいはあるだろうか。
  
さては造り物だな、と思って近づいて見てみたら本物だった。
   
これだけ大きくて、花壇のような場所に植わっているとなると根もたいして育っていないのではないだろうか。
  
根が貧弱で上方向にこれだけ大きいということは・・・・
  
そう、倒木の可能性がある。
  
台風一過の3連休。
このノッポのコニファーは台風を無事に乗り越えて元気にしているのだろうか?
  

  

2009年10月9日金曜日

ラベンダー風呂報告
    

  
昨日の朝はすごかったけど、午後からは台風一過で風は強かったけど気持ちの良い天気だった。
  
夜になって、万難を排して銭湯へと向かった。
  
実は、この銭湯へは初めて入る。
  
実に古めかしい門構えで、のれんをくぐると、お決まりの下足入れがある。
  
そして 男湯 の引き戸を開けて中に入ると、番頭のおばさんが座っていた。
  
この番頭台がすごかった。
これまで見たことがある番頭台は、番頭さんの座っている下半身は見えず、暇つぶしが出来そうな小物がいろいろ置いてあるのが常であったが、今回はこういった概念をブチ破るものだった。
  
なんと番頭台は板の間になっていて、そこにおばさんが膝を抱えて体育座りをしているだけのシンプルなものだったのだ。
   
入浴料450円を払って入る。
  
今日はラベンダー風呂だから混んでいるのだろうと思っていたのだけど、あにはからんや。
男風呂には僕を含めて3人しかいない。
  
改めて中を観察すると、天井は高く、形も美しい。
なんというか、日光金谷ホテル的な内装なのである。
   
壁には大きな古時計。 しっかり現役である。
ガラス戸の向こうには湯船の上に大きな富士山の絵。
   
さて、では脱ぐか・・・。
ところがあたりを見回すとロッカーなんてものはないのだ。
カゴが幾つか置いてあるだけ。
   
これもセンセーショナルである。
性善説銭湯ってところだろうか。
   
特に貴重品もなく、気兼ねなくスルスルと脱衣して浴場に向かう。
   
イヤ、実は気兼ねはちょっとしていた。
何故なら、番頭のおばさんからすべての行為が丸見えなような気がしたからである。
丁度常連さんらしきオジサンがフル〇ンで番頭のおばさんと真っ向から談笑しているのを見てなんかクラクラしちゃったのである。
   
気を取り直してガラガラっと中に入ると確かにラベンダーの香りがする。
   
手早く身体を洗って待望の浴槽につかる。
   
ああーーっ・・・。
  
これをカイカンと言わずに何といえば良いのか。
   
浴槽につかっていると、腰のあたりに何かを感じた。
  
これがラベンダーだった。
洗濯機にデリケートなものを入れるときのネットに、ラベンダーの花と茎が入っていて浴槽をプカプカ浮いていたのだった。
  
僕はてっきり、ラベンダー・エキスでもたらしてラベンダー風呂と言っているのかと思っていたのだが、いやいやなかなかどうして本格的なラベンダー風呂である。
  
天然ものかぁ と思うとより有難味が増した気がした。
  
湯船はボコボコ、ブクブクとあぶくが出てくるジェットバスのようなものだったが、浴槽の脇には
20世紀の風呂 ハイドロマッサージ
とあって、効用などが謳ってある。
  
20世紀かぁ、いつの間にか遠い昔になっちゃったなぁ
となんとなく寂しくなった。
21世紀も10年近く経っちゃった訳だし。
  
そんなことを青くて高い天井を見ながら思った。
  

   
この前も書いたが、本来の銭湯の日(銭湯=1010)は10月10日で、明日都内の850軒の銭湯でラベンダー風呂が楽しめるハズである。
更には、ご覧の七福神タオルもくれるという太っ腹である。
銭湯の経営は最近本当に厳しいと聞くが、なくならないように頑張って欲しいなぁ。
  
   

2009年10月8日木曜日

台 風        

     
いやいや、スゴイですねぇ、この台風
   
傘なんかさしていても吹っ飛ばされてしまうので、合羽を着るか、腹をくくって濡れていくか。        

皆様、どうぞ気を付けて。
    
昨日もかなりの風雨だったとおもうのだが、親方から突然メールが来た。
     
「突然ですが今日のNHKニュースを見てください。今日〇〇区の台風対策で街路樹剪定の取材を受けました。柳を剪定しているの俺です・・・・・」
     
生憎出先にいたためニュースは見れなかった。
     
・・・・それにしても、あの暴風雨の中で柳の木を切っていたのか、親方は?
    
さすが、マイ・ヒーローである。
  
でも、くれぐれも気をつけて欲しいなぁと願わずにはいられない。
足元が滑ると本当に危ない。
   
誰かニュース見た方はいますか?

ユーチューブにでもアップしていただけると有難いのだけど。
     
今日はこんな具合でひどい天気だが、例のラベンダー風呂の日なのでなんとか都合をつけて行ってみようと思っている。
    
何か面白い報告が出来るといいのだけど。
    
そんな訳で朝の緊急報告ってことで、今日は写真がない・・・。
  
と、思ったのだけど何もないのも寂しいので、季節はずれのルピナスを一枚。
何の脈絡もないが、お許しあれ。
  

   

2009年10月7日水曜日

モダン農業


ジャガイモを買った。

何気なしに袋のラベルに目をやってみると、改めて色んな情報が満載であることに気付く。

まずタイトルが 特別栽培農産物 北海道おおとり農産じゃが芋(男爵) とあって、

節減対象農薬 当社比5割減
化学肥料 当社師5割減

といったことが書いてある。

つまり、農薬、肥料を減らして作っているんですよ というメッセージなんであろう。

最近、消費者はこのあたりには敏感のようで 無農薬 なんてフレーズに弱いのだと思われる。

本当にこの通りであれば、良いように思われるが、この前書いた スーパー雑草(9月9日付) のことを思い出してしまう。

確かあのときは、消費者からわきおこる無農薬への要望が、農薬散布の回数を減らすために、より単一的で強力な農薬を使うこととなり、結果としてそれらに耐性をもったスーパー雑草が台頭し、手を焼いているというものだった。

このラベルにもそういったストーリーがあるのではないかとフト思ってしまう。

ラベルの下をさらに見ていくと
節減対象農薬の使用状況は下記アドレスへ
とあって、検索コード0102 を入れると
生産情報詳細紹介のページにとんで、農薬使用の状況が分かる。

さらには、産地紹介、生産者紹介・・・と続く。

最近は 顔の見える農業 というか、こうやって生産者と消費者をつなぐ動きが盛んだ。

たしかに、こういう場所で、こういう人が作ったジャガイモだと分かると、なんとなく味も違う気がするし、有難みもわくというものだ。

一袋のジャガイモを買って、小さなラベルからいろんなことが分かる、そんなモダンな世の中になっている。

2009年10月6日火曜日

ラベンダー湯まつり
   

  
10月に入ったは良いが、最近は天気はぐずりっ放しである。
   
いきなり話が飛ぶが、来る10月10日は 銭湯の日 なんだそうだ。
銭湯の日を記念して ラベンダー湯まつり が都内の850軒の銭湯で開催されるのだという。
http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=282369
  
ラベンダーのアロマティックな香りは、リラックス効果がありそうで、なんかスゴク魅かれるイベントではないか。
  
ラベンダーはシソ科の植物であって・・・・ なんて野暮な話は抜きにして、広々とした湯船で あああぁー とか うううぅー とか唸りながら肩までつかってみたいものである。
  
そもそも暑がりの花咲ジジイで、夏場に湯船につかるなんてことはまずしないのであるが、最近の陽気ならそれも悪くなかろう。
   
それにしても、このシブい門構え。
ただものではない、この銭湯。
10月8日は平日だけど、なんとか仕事のやりくりをして試してみたいなぁ。
  
どうやら都内をあげてのイベントのようなので、都内にお住まいの方は試してみてはいかがだろうか。
  

  

2009年10月5日月曜日

ポーチュラカ Portulaca
   
   
園芸好きな人にとっては、珍しくもなんともない花であろう。
   
その名もポーチュラカ
    
僕にとってポーチュラカは 厄介な花 といったイメージがあった。
何故かというと、こぼれ種でどんどん増えるからだ。
もう、その発芽して増えていく様は雑草のごとし である。
   
あら?こんなところに?? とちょっと肉厚の葉っぱが地面を這うような低さに育っているのである。
それはそれとして。
花自体はご覧のように色が豊富で、黄色ピンクなどが一斉に咲いて賑やかである。
   
おっ、ポーチュラカ! と思う程度で通り過ぎていた。
ところがこの花咲ブログを書くようになって観察眼が鋭くなったとでもいうのだろうか、スゴイことを発見した。
   
   
それは花の中心部を見ていて気付いた。
花の中心部には雄しべと雌しべがついているのだが、普通花のド真ん中にあるはずの雌しべが端っこのほうに寄っていた。
   
かわいそうに、奇形だな、こりゃ と思って隣の花を見ても雌しべが端にある。
その隣も、またその隣も・・・・
    
全ての花の雌しべがこんな具合に端っこに寄っていたのである。
今日の写真は縮小率を下げてあるので、是非クリックして拡大して見てみて欲しい。
   
おおっ、こんなことがあるのか!
   
なんかとてつもない発見をした気になってエラく興奮した。
   
あとになって思ったのだが、雌しべそのものは花の中心に付いているのだが、その管が長いために何だか端っこに寄っているように見えるのではないか、と。
   
それを確認すべく、再び現場に向かったのだが、こういった花は大抵他人様の玄関先の植木鉢なんかに咲いているものであって、それに顔を寄せて観察するのはどうにもバツが悪い。
ちょっと花だけひねり取って、分解して観察しようにも、それでは 花泥棒 である。
   
困った。
   
という訳で、今世紀最大のポーチュラカに関する発見をし、それは実は管が長いからではないかという仮説を立て、検証はならないまま本日の花咲ブログは終了。