2010年1月31日日曜日

西へ、東へ 3 (花咲ブログ番外編)
    

 
ただいま東京へ向かっております。
明日からまた仕事ですね。
   
頑張りましょう!!
  
  
西へ、東へ2 (花咲ブログ番外編)
   

  
神戸に来ました。
冷たい雨が降っています。
  
  
西へ、東へ (花咲ブログ番外編)
   
     
ただいま西へ移動中。
本日中に東へ再び移動予定・・・。
  
(おー、リアル・タイムリー・ブログですね)
  
   

2010年1月30日土曜日

春遠からじ
     

   
今日は昼頃から日が射して暖かくなった。
   
以前書いた 盆栽を並べてある喫茶店 の前を通ったら、白梅の花にハチがとまっていた。
   
蜜を吸っていたのだと思う。 
ハチが花にとまっていればそう考えるのが一般的だ。
   
ところが、よくよく観察しているとあることに気付いた。
   
それはハチの動きが鈍いことだった。
   
今日は比較的暖かいとはいってもハチたちにとってはまだ寒いに違いない。
寒いと動きは緩慢になるのではなかろうか。
   
そうやって見ると、ハチは蜜を吸っていたというよりも 日向ぼっこ(日光浴)をして暖をとっていたのではないかと思うのだ。
   
実際、フクジュソウに集まるハチは、パラボラ状になった花びらが太陽の光を花の中心部に集めて温度が上がったところに暖まりに来るのだ、と聞いたことがある。
   
ハチ君たちが元気に飛び回るまでには、まだちょっと掛かりそうである。
ガンバレ!
   
   

2010年1月29日金曜日

大木の予感・・・
    

   
数週間前の週末、机に向かって仕事をしていた。
   
この場所で、日中の明るい時間にジックリと机に向かうのは久し振りだった。
   
何気なく頭を上げて窓から遠くを見ていたら、遠くの方にちょこんと頭を出している建築中のビルが見えた。
何故建築中かといえば、クレーンがビルの一番上にあったからだ。
   
これはっ! とすぐにピンときた。
  
これは東京都墨田区押上に建設中の 東京スカイツリー ではないか!!
   
えっ?どれだか分からないって?
それでは下の丸の付いたビルを見てくれい。
   

   
なんでも高さ600メートル以上もある、世界一の高さを目指しているビルなんだそうだ。
そんなたいそうなビルが何でまた墨田区に・・・。
   
世界一ってのも抜きつ抜かれつで、競争は熾烈を極めている。
それにしてもナントカ仕分けのナントカ議員ではないが、 「世界一でなければダメなんですか?世界第二位じゃダメなんですか?」 と問いたくもなる。
   
そんなものが見えるなんてねぇ、とちょっとビックリして写真を一枚撮った。
   

それと花咲ブログがどう繋がるのか?
  
それは 東京スカイツリー Tokyo Sky Tree って、そう ツリーなんですよ、一応。
  
茶化す気は全くなくて、木の生長なんて目に見えて分かるわけではない。
昨日くるぶしのあたりの高さだったのに、今日は目の高さになっていた なんて木はない。
気が付いたら大きくなっていたというのが木ってもんだろう。
   
木に限らず植物は大体そうだし、人間を含めて動物もそうだ。
   
この世界一を目指しているビルは生き物ではないが、まさに木のようにジワジワと成長しているというわけだ。
   
現在何メートルまでいっているのか知らないけど、600メートル超えをしようってんだから、完成したら同じ写真を撮っても全く違う印象になるだろうなぁ。
   
植物でもない「木」の成長をときどき見てみようと思う。
  
   

2010年1月28日木曜日

1月の花壇事情



とある駅ビルの脇に花壇があった。
花壇の縁にはオジサンたちが座ってタバコを吸っていた。

1月も残り数日となった。

まだ寒い日が続くと思うが、そんな厳しい季節でも花は可憐に咲いてタバコを吸うオジサンたちを和ませている。

和んでいるのは、別にタバコを吸うオジサンだけではない。
その近くを通れば、カラフルな花が目に留まるし、良い香りだってする。

で、真冬のいまどきの花壇を飾る花ってのは何なんだ? と思って見てみると
ストック Mathiola incana
シクラメン Cyclamen persicum
パンジー Viola tricolor
プリムラ Primula spp.
といった、冬~初春に咲く花の王道的な顔ぶれであった。

なんだか、ありふれ過ぎていて新鮮さには欠けるけど、良いじゃないか。
特にストックなんかかなり甘い香りがしてちょっとウキウキしたゾ。

2010年1月27日水曜日

名もない植木市
    

   
昨日に続いて 名もないシリーズである。
   
勝手に 「名もない」 なんて言っちゃって怒られてしまうかもね。
   
ここはかの神楽坂
毘沙門天の前あたりにオッチャンが植木を並べていた。
   
ウメナンテンフクジュソウなど色々あった。
   
オッチャンのラジオからはAMの番組が聞こえてくる、なんとも ゆる~い感じの植木市であった。
   
立ち止まって興味深く見ていくのも、どういう訳かオバチャンたちが多かった。
   
こんなところで気に入った小さな植木鉢を買って、家に飾るのだろう。
   
可愛くてついつい買っちゃうのよねぇ と言って家の前が植木鉢で溢れている優しいオバチャンを勝手に想像した。
   
花咲妄想である。
  
   

2010年1月26日火曜日

名もないフラワーショー
    

   
この前、大きな大きな商業ビルを朝早く通ったらおびただしい数のポットに入った花が置いてあった。
   
どうも期間限定で花で飾り付けをするらしい。
   
ピンク・・・・ とてもカラフルだった。
   
ビルの床だから掘って植えるわけではなくて、ポットをそのまま床に置いてポットの部分を隠してしまうというなんともシンプルな手法である。
   
決して批判的に言っているわけではなくて、こんな簡単なことで手間もそれほど掛からずにビルが花で満ちるんだからもっとやったらいいと思う。
   

   
バレンタインが近いせいか、ハートの形にポットを集めてあるものもあった。
   
それにしても何だ、これは?
紫というか青というかグレーというか、とてもビミョーな色をしている。
   
それは以前ご紹介したこともある ハボタン だった。
なーんだ、でしょ。
でもこんな色のハボタンもあるんだなぁ。
   
あとはポットを持ち去る不届き者がいないことを祈るばかりである。
  

   

2010年1月25日月曜日

ユリの話


これは何の花でしょう?

簡単すぎましたか。

そう、ユリ Lilium であります。

でもこのユリをよーく見ていただきたい。

何か気付きませんか?

何か物足りないような・・・・。

そうです、雄しべの先にといって花粉が入っている部分が無いのである。

たまたま無いのではない。

わざわざ葯の無いユリを作ったのだ。

品種名をオレンジココットというのだそうだ。

昨年8月10日の花咲ブログに 最近のユリのお話 としてそのあたりを書いた。

どんな話だったか簡単に思い出すと、ユリの花粉が机に落ちたり、服に付いたりして落ちないことでユリが敬遠されることから花粉のないユリの品種改良がなされている、というお話。

そのときはその無花粉ユリの写真がなかったのだが、昨日この現物を見る機会があったので今日こうやって皆様にご紹介する次第である。

でもやっぱり間抜けというか、ユリでありながらユリっぽくない気がする。

あのこげ茶色の葯が見た目的にはとても大切な気がするのだがどうだろうか。

この何の変哲もないように見える無花粉ユリは実はとてつもない長旅をしてこの場にあるのだ。

日本で育種され、中国で組織培養で増殖、オランダで球根養成され、日本(高知)で促成開花・・・

なんとも大仰なユリではないか。

そういえばユリのあの強烈な香りはどうかと思って、オレンジココットに鼻を近づけてみたのだけど無臭というか、特にユリの香りはしなかった。

人間は色んなことをするなぁ。

    

2010年1月24日日曜日

黄色い寄せ植え



黄色い寄せ植え を見た。

小さな、といっても直径70センチくらいの鉢に背丈の異なる黄色い花が寄せ植えしてある。

その黄色い花は
チューリップ
スイセン
マーガレット
フリティラリア
パンジー
プリムラ
といったところだ。

本来はまだ咲いていないはずの花も園芸店などに行くと 早咲き と称して手に入るようになったので、こうやって色んな花を好みで植えて楽しむのは悪くない。

切花とは違って花もちも長いし、こんなのが玄関先やベランダなどにあると一気に華やぐ。

これは黄色だけど、ピンクとか、とか、何か別の色のテーマをもって寄せ植えをするのも楽しい。

お試しあれ。

2010年1月23日土曜日

葉っぱビジネス最前線
    

   
今日食べたお弁当。
真ん中にナンテンNandina domestica の葉っぱが鎮座ましましていた。
   
さらに上の方、サトイモの上、ガンモの横には ツバキ Camellia japonica の葉っぱが。
   
これらは食べるわけではなくて、料理に彩りを添える意味があるのだと思う。
   
こういう繊細な感覚は日本人ならではといったところで本当に素晴らしい文化だと思う。
   
さて、今日の話題はこの葉っぱについてである。
   
本屋さんに行けば関連書籍が沢山置いてあるし、テレビ、新聞、雑誌などでも取り上げられているのでご存知の方も多いことと思う。
いわゆる葉っぱビジネスといって、特に有名なのは徳島県勝浦郡上勝町の 株式会社いろどり の葉っぱビジネスであろう。
   
高齢化、過疎化が進む小さな町で、色んな種類の葉っぱを山などから採ってきて全国に出荷するというもので年収1,000万円を越えるお年寄りもいるのだという。
   
あまりに有名なビジネスモデルなのでこのブログで詳細には触れないが関心のある人は本など読んでみると良い。
   
ナンテンやツバキの葉っぱは食べやしないけど、確かに弁当のお味にプラスアルファの何かをもたらしている気がした。
    
しかし葉っぱがこんなに大きなビジネスになるなんてねぇ。
スゴイや。
  
    

2010年1月22日金曜日

ラベル、もしくは墓標・・・


最近建ったばかりのお宅の前には植栽スペースがあってポチポチと植物が植わっていた。

それは良いのだけど、気になったのはラベルである。

それぞれの植物に、植え替える前の鉢に挿さっていたプラスチックのラベルが寄り添うように挿してあるのだった。

施主の方の希望なのか、それとも施工者の善意なのか。
そのへんは良く分からないけど、これはちょっと興醒め ではなかろうか?

折角の植物なのでその名前をちゃんと知りたいというのであれば、それは素晴らしい心がけではあるが、もうちょっとなんとかならんものか。

もうちょっとカワイイ雰囲気を醸すようなラベルを使うとか。

これでは何だか墓標のようではないか。

2010年1月21日木曜日

花散歩 ~ロウバイ~  
    

    
今日のお題は ロウバイ Chimonanthus praecox である。
   
ロウバイだからといって慌てないでいただきたい。
ロウバイだからといってうろたえないでいただきたい。
ロウバイだからといって慌てふためかないでいただきたい。
   
落ち着いて。
    
って誰も慌てちゃいないか。
   
ロウバイそのものは花咲ブログ 2008年01月31日ですでに取り上げたが、季節としてはまだ寒い1月頃に淡い黄色い花を咲かせる。
   
ロウバイって花びらがまるで蝋細工のようだからロウバイなのかなと思っていた。
   
漢字で書くと蝋梅となり、それっぽい。
   
でも  という漢字の意味を調べてみると
冬至の後、第三の戌の日に行う祭。 年の暮、陰暦12月の異称。
とあって、そのころに咲く梅のような形をした花だから蝋梅なのではないかと思うに至った。
  
どうだろう。
   
ウメはバラ科(ROSACEAE)だけど、ロウバイはロウバイ科(CALYCANTHACEAE)という独自の科に属しているので全くの別物である。
    
今日の写真はロウバイそのものではなくて、ロウバイのポスターである。
   
西武線では花散歩と称して季節ごとの見ごろの花の観光スポットをこうやって宣伝している。
西武線に乗って花を見に行こう といったところだろうか。
ウマイ宣伝である。
   
それで今がロウバイが売り出し中というわけである。
場所は宝登山(ほどさん)といって、ロウバイが約2000本もあるんだそうだ。
   

ロウバイは黄色い花を見て楽しむだけではない。
香りも甘くて良いのだ。
  
2000本もあればかなり香りのほうも堪能できるに違いない。
  
   

2010年1月20日水曜日

お詫びと訂正

昨日書いた文章で、赤いホワホワの・・・ をブラシノキ Callistemon peciosus ではないか いうものがありましたが、ご親切な方から カリアンドラではないか というご指摘をいただきました。

そういわれてジックリ見ますと、ご指摘の通りカリアンドラでした。
お詫びして訂正させていただきます。

何がどう違うのかというと、赤い花のように見えるふわふわは雄しべ の部分であり、外見上は似ている。

似ているので反射的にブラシノキだと思い込んでしまった。
恐るべし、思い込み。

ブラシノキ Callistemon peciosus というフトモモ科の植物であって
カリアンドラは Calliandra eriophylla というマメ科の植物である。

ブラシノキの方が大ききくて葉っぱ(単葉)も硬い
カリアンドラの方が小さくて葉っぱ(複葉)も柔らかい

猛反省です。

でもこうやって教えていただくのは本当に有難いし、あんな小さな写真を見て疑問に思ってくれるなんて、いい加減なことは出来ないゾ、と身の引き締まる思いでありました。

2010年1月19日火曜日

盆栽喫茶
   
   
とある商店街を通るたびに気になっていた喫茶店がある。
   
その喫茶店の前には手入れのされた盆栽がひな壇に飾ってあるのだ。
通り行く人々よ、ちょっとは立ち止まって一服したら? と語りかけるように。
   
日中の営業時間はひな壇に飾ってあるが、夜閉店後にこの喫茶店の前を通ると飾られていた盆栽はどこかへ格納されている。
   
そりゃそうだ、かなり大切そうにしてあるもの。
盗られたらやりきれないよ。
   
で、この前僕は盆栽の語りかけに応じて足を止めた。
   
   
梅も紅梅白梅ともに咲いている。
というか濃いオレンジ色の実はなんだろう? 柿か??
   
なかなか良いカンジじゃぁないか、春めいている。
    
    
でもちょっとビックリしたのが赤いフワフワがでていた植物。
何だろう? と思ってよく見てみると、それはブラシノキ Callistemon speciosus であった。
        
     
花咲ブログ 2008年5月10日 と6月4日にも取り上げたことがあるが、これは割と大きな木であって、盆栽の素材とは全く異なると思っていた。
   
まぁ、木を小さく小さく仕立てるものが盆栽なのだからして当たり前といえば当たり前ではあるけど。
   
そっかー、ブラシノキの盆栽ねぇ。
珍しい。
   
と一枚写真を撮ったが、枝には針金がぐるぐると巻いてあった。
   
なんかちょっと可哀相な気になった。
  
   

2010年1月18日月曜日

世界らん展
    

   

今日はちょっと趣向を変えて。
      
世界らん展のお知らせです。
      
来る2月13日から21日まで東京ドームで開催される大きなイベントである。
     
ラン愛好家っていうのは確かに存在していて、そういった人たちがワサワサと繰り出すに違いない。
      
花咲ジジイはランは嫌いではない。

でもコチョウランのような お高くとまっているラン よりは野生にひっそりと咲くランに心奪われる。
    
例えば・・・・
    
    
これはハチラン Ophrys といって名前の通りハチを装っている小さなランである。
見かけたのはイスラエルの草原の中なので、身近なランとは言い難いがこのランとコチョウランでは全く別モノに思えてしまう。
   
さて、なんで突然世界らん展のご案内をしたかといえばさる方からのご依頼があったからでありました。
    
さる方とは アレックスさん といって知る人ぞ知るアルファブロガーのスゴイ方なのである。
因みに花咲ブログは順位としては70~100位を彷徨っているが、このアレックスさんは今日現在で6位にいらっしゃる。
    
男庭日記というブログを毎日更新されている。
以前から男庭日記は知っていたのだけど、昨年ひょんなきっかけでご本人にお目にかかる機会があった。
   
なんだか芸能人に会ったような不思議なコーフンをしたことを憶えている。
   
そんなアレックスさんからのご連絡がありましたので、ここに謹んで世界らん展のお知らせをする次第です。
   
今度のバレンタインは東京ドームに出かけてみては??
  
   

2010年1月17日日曜日

炭リース
      

   
昨年の暮れに いつも気の利いたオシャレなリースを定期的に取り替えているお宅がある と花咲ブログの12月29日に書いた。
   
そのときはお正月の飾りを意識した 和風おめでたリース だった。
   
それからまだ一ヶ月も経っていないが、早くも次の気の利いたおしゃれなリースが飾られていた。
   
なんだ? とちょっと足を止めてしまうような斬新なリース。
   
全体に黒いのです。
それが何か良く見てみると、それはなのでありました。
   
まさか炭をリースに使うなんて・・・・ かなり斬新で独創性あふれるリースである。
   
こういうリースもアリなんだなぁと感心してしまった。
  
こうなってくると次はどんなリースが飾られるのか、とても楽しみである。
  

   

2010年1月16日土曜日

キワモノあるいは・・・・
    

    
個人的な好みの問題ではあるが、花咲ジジイは酢豚がちょっと苦手である。
肉は良い、しかしそれが甘酸っぱく味付けてあって、特にパイナップルなんかが入っていると 「肉だけ出てこいーっ!」と叫びたくなる。
    
しょっぱいものと甘いものが混在するのがあまり好きではないのだ、たぶん。
    
スイカをふるなんてのも理解し難い。
甘さの対極にあるものを使って、甘さを際立たせるということを気付いた人はエライが、生憎花咲ジジイは甘さが足りなければ砂糖をふれ、と思ってしまう単細胞なのである。
   
そんな花咲ジジイがであった珍味がある。
    
貰い物なのだが、なんと普通のポテトチップの片面をミルクチョコレートでコーティングしてあるのだ。
ROYCE' POTATOCHIP CHOCOLATE とある。
     
最初は ゲゲーーーッ と思って封を開けるのもためらわれた。
    
でも折角の頂き物なのでひとつ食べてみた。
    
案の定、ビミョーな味である。
一枚食べて、その日は手をつけなかった。
    
翌日。
寂しそうに佇んでいるその箱を見てまた一枚頬ばった。
   
相変わらずビミョーだ。
一枚にとどめて、またそのまま置いておく。
   
その次の日、また一枚・・・・
    
と繰り返しているうちに、少しずつそのチョコポテトチップスのワンダーランドに迷い込んでいったのだった。
分かり易く言うと、決してウマくはないが、でも不思議な引力でもって次の一枚が欲しくなるようになったのだった。
    
世の中には色んなものがあるなぁ、と感心してしまう。
    
で、このどこが花咲ブログなのかといえば チョコレートは以前花咲ブログでも取り上げたことがあるがカカオ Theobroma cacao を原料としており、ポテトチップも当然ながらジャガイモ Solanum tuberosum という植物からできている。
    
植物の幅広い利用について一考察をくわえてみたつもりである。
   
   

2010年1月15日金曜日

つぼみ膨らむ
    

   
寒い日が続いているが、植物たちは春に向かって着々と準備進行中である。
   
サクラだって、今は葉が落ちて枝ばかりと思うなかれ、つぼみは少しづつ大きくなってきているゾ。
   
で、今日の写真は何の花のつぼみだろうか?
   
葉っぱが青々としている。
小さいつぼみがポツポツと沢山ついている。
といったあたりがヒントであろうか。
   
シンキングターーイムっ!!
  
   
・・・・答えは アオキ Aucuba japonica であーる。
   
アオキそのものは花咲ブログ2008年4月13日に紹介しているので参照されたい。
   
雌雄異株といって雄の株と雌の株が完全に分かれている。
そして花は小さくて地味である。
   

こうやって見るとつぼみも果てしなく地味であるなぁ。
   
  

2010年1月14日木曜日

冬のツワブキ

お寺の前にあったこの植物は何でしょう?

・・・って、今日のタイトルが冬のツワブキって書いてあるのだから、ツワブキなんでしょう。

一昨日、同じキク科で 冬のセイタカアワダチソウ を書いた。

セイタカアワダチソウと異なるのは、ツワブキの葉っぱは丸くて大きくて常緑であること。


でも種の付き方などはキク科らしく、タンポポやセイタカアワダチソウと同じだ。

冠毛というフワフワが付いている。


でも種もやや大振りだし、冠毛もやや荒いので微風でそれほど遠くへ行くとも思えない。

以前花咲ブログでツワブキを取り上げたのは2008年11月10日だ。
確かツワブキの花の甘い香り に驚いたってなことを書いた。

そう、セイタカアワダチソウと同様、花の咲く時期も秋口なのである。

花が咲いてからおよそ2ヶ月。
今はこんな姿になってます。

2010年1月13日水曜日

凍傷もしくは凍死
    

   
ここ数日は本当に冷え込むようになった。
冬らしいといえばそれまでだが、海の向こうに目をやるとインド北部では寒波が来襲し路上生活者など300人ほどが凍死したというニュースをみた。
   
英国では30年振りの大寒波が押し寄せ、大雪に見舞われているのだという。
数日前の新聞で英国全てが雪で真っ白に覆われた衛星写真を見てたまげた。
英国は緯度は高いものの、メキシコ湾流の影響で特に南西部は温暖な場所であり、雪などめったに降らない。
その南西部すら真っ白だったのだ。
   
ちょっと記念に、と思って新聞をチョキチョキと切り抜いて保存することにした。
この場でお見せしたいのだが、著作権の関係もあるので控えることにした。
そのへんはちょっとカタイのである。
   
それはそうと、東京はそれほどでもないが一部の植物たちにはやや厳しい季節である。
   
針葉樹や、葉っぱが硬いものなどは大丈夫だが、葉っぱが柔らかいものは凍傷、もしくは凍死してしまう。
我々人間と同様、身体の大部分が水分でできているため、葉っぱが柔らかいものはその細胞などが含んでる水分がすぐに凍ってしまって原形質の破壊や、細胞膜の破裂などが起こる。
   
平たく言えば凍死である。
   
寒い日の朝、ご覧のように水不足でもないのにグッタリしている葉っぱを見たことがないだろうか?
   
これで復活すれば凍傷、このまま枯れてしまえば凍死ってところだといえよう。
    
そこで、今晩は冷え込むぞって時には、もし大切な柔らかい葉っぱのものはせめて家の玄関くらいに非難させてあげないと可哀想なことになる。
    
熱帯から来た植物なんかは冬越しのあいだヒーター付けっ放しってこともあるんだから、植物とて繊細なやつらなのである。
  
  

2010年1月12日火曜日

冬のセイタカアワダチソウ
    
   
昨日、そして今日と底冷えのする日だった。
寒さに負けずに元気にしていますか?
   
冬真っ只中ながらも、日の長さは日に日に長くなってきているし、一昨日書いたように春も近づきつつある。
でもパッと目に飛び込んでくるのはいまだに冬の景色である。
   
セイタカアワダチソウは秋頃に黄色い花をつける。
その様子は11月03日の花咲ブログにも書いたが、今の様子はというとご覧のように茶色に枯れている。
   
   
花の部分を見ると、フワフワの綿毛(冠毛)に種がついているのが分かる。
タンポポと同じ理屈で、これらが風にのって飛んでいくのだ。
   
種がどんなものか写真に撮ろうと、この種の部分を手でしごいて手のひらに載せてカメラを近づけたのだが、種を握った手を開いたとたんに風にのって飛んでいってしまった。
   
特に風の強い日、というわけでもなかった。
僅かな微風にのって、フワ~っと飛んでいった。
   
暖かくなった頃、着地した先で新たな花生花の人生?=花咲造語)を送るのだろう。
  
   

2010年1月11日月曜日

小石川植物園
     
    
ある意味、植物好きの聖地といえるかもしれない。
   
植物園といって頭に浮かぶ植物園は? と問うたとして東京の人であれば真っ先に名前が挙がりそうであるがどうだろうか。
    
正式名称は 国立大学法人東京大学大学院理学系研究科付属植物園 となっていて、小石川の『小』の字も出てこない。
小石川植物園は通称に過ぎないのである。
    
面積は161,588㎡であり、1684年に徳川綱吉の白山御殿の跡地にできた小石川御薬殿がその原型となっているという歴史があり、由緒正しい植物園なのである。
   
とはいっても、大学の付属植物園という立ち位置にあるので、ちょっと色気に乏しい気がする。
分かりやすく言うと エンタテイメント性には欠ける ということだろうか。
    
これは花咲ジジイの個人的な印象である。
    
珍しい木々を見ることができて、都会の喧騒を忘れることもできる。
梅林が充実していて、春先には紅梅、白梅が咲き誇るし、園の西端にある博物館は1876年に建てられた重要文化財である。
でもここで美味しい食事を供するレストランがあるわけでもなく、専門書を集めた本屋があるわけでもなく、気の利いたオリジナルグッズを扱うショップがあるわけでもない。
暖かい飲み物とお菓子を売る程度の質素な売店があるだけである。
植物の見せ方も、なんとなく地味な気がする。
    
ここは遊園地ではないので これでいいのだ という意見もあろうが、多くの人に関心を持ってもらって多くの人に来てもらうというのも植物園の重要な使命のひとつであると思うのだがどうだろう。
旭山動物園の例もあるが、もう一ひねりした植物園があっても良いよなーと思うってしまうのは僕だけだろうか。
    
   
かねがね不思議に思っているのはその入場券の販売方法
   
何故か知らぬが植物園の入園券(観覧券といっているようだ)は、植物園のお向かいのタバコ屋さんで購入することになっているのだ。
   
何でだろう?
   
パチンコ屋で玉を景品に換えてもらって、パチンコ屋から程近い交換所で現金に換えてもらうような、何やら怪しげで不思議な何かを感じてしまう。
   
前述の「色気」に関して言えば、シーズンチケット、すなわち通年入場できるパスポートのようなものを発行して固定ファンを作るというようなのはどうかなと思うのだけど。
パスポートがあれば是非買って足繁く通いたいと思うなぁ。
   
   

2010年1月10日日曜日

春は結構きてます
        

   
連休はいかがお過ごしでしょうか。
   
天気がやたら良いので出かけたくなるのでは?
   
花咲ジジイは結構やることがありまして、連休といえど遠出はままならない。
よって、近所をテクテクと散歩する。
   
散歩をして下ばかりをみていてはいけない。
   
ときおり立ち止まって空を見上げる余裕が欲しいってものだ。
   
空は冬晴れ。
空気は澄んで、空はどこまでも青くて高い。
   
青い色彩のなかに何か赤い色が入り込んだ。
  
何だ??
   
それは木の幹にポチっ、ポチっと付いていた。
   
花か?
   
でもこうやって木の幹に赤というかピンクの花がポチポチッと付くといってスグに思い付くのは ハナズオウ Cercis chinensis であろうか。
   
でもハナズオウではない。
   

   
ジーっと目を凝らして分かったのは、赤いのは花ではなく葉っぱ、すなわち新芽だということだった。
   
新芽といえば緑を思い浮かべると思うが、レッドロビのように新芽が赤いというのはたまにあるものだ。
   
これはカエデの仲間の何からしい。
   
落葉樹もついこの前葉っぱを落として冬支度をしたと思ったら、もう早くも春の準備である。
春は結構そこまで来てるんだなぁと思い知る。
   
季節は巡る・・・。
  

   

2010年1月9日土曜日

花と地雷
    
   
おとそ気分も抜けてきた頃だろうか。
   
新年にあたり、今年の抱負みたいなものは考えましたか?
   
これはひっそりと胸に秘めておいてひたすら実践あるのみである。
   
別に抱負ではないが、身体をもっと動かそう というのは確かにある。
   
花咲ブログで年末年始に書いたように、最近は移動手段だけではなく運動の目的で自転車をこぐことが増えてきた。
実は今朝もちょっとだけ出掛けてきた。
    
交通量や気分の爽快さを考えるとどうしても川沿いになってしまう。
  
川沿いを下ったり、上ったり。
一見、生産性がないように思われるが、精神的な解放感という意味では金では買えない何かがある。
まさにプライスレス。
   
出掛ければ季節ごとの花にも出会えるし。
   
で、今日見かけたのがこれ。
   
どうやら明日マラソン大会があるようで、その準備をしているところらしかった。
有名女性ランナーの名前が大会名に使われ、かなり大掛かりな大会であるように見える。
   
    
そこで目を引いたのは
地雷ではなく、花をください
というコピー。
   
そりゃ地雷より花が良いよなぁ なんてことを言ってはいけません。
やはり花は平和の象徴なのだなぁ と思わなくてはいけません。
   
冗談はさておいて、植物の平和的なイメージというのは間違いなくあるなぁ、というお話。
   
どうぞ楽しい3連休を。
  
    

2010年1月8日金曜日

オタフクナンテン Nandina domesitica
    

   
真っ赤な紅葉がまぶしい。
   
これは何かといえばオタフクナンテンである。 別名オカメナンテンともいう。
   
そしてこれがどこにあったかといえば、中央分離帯である。
黄色い反射板を見れば分かると思う。
   
中央分離帯にしては気の利いた植栽である。
後ろの緑はオオムラサキツツジなので、そんなに珍しい植栽ではないのだけど、これだけのボリュームでのコントラストは目を引く。
   
咲いている花が少ない今の季節、葉っぱで楽しませてくれる頼もしいやつである。
   

   

2010年1月7日木曜日

スズカケ的イチョウ
    

    
朝、歩いていて一本の木に目がとまった。
   
それは、落葉樹イチョウのように見えた。
   
しかし、良く見ると何やら丸い実のようなものがぶら下がっている。
    

   
ハテ? イチョウにはこんな実は付かない。
一体何の木だろうか??
   
実だけを見ると、プラタナス(スズカケノキ)のように見えた。
プラタナスは花咲ブログでも2008年2月18日にも取り上げたが、実が丸くてポンポンのような感じで木からぶら下がるのが特徴である。
    
でも木の姿からはどうしてもプラタナスには見えない。
   
確認しようにも、その木は生憎他人様の敷地内にあるので近寄るにも限界がある。
   
頭の中をすぐによぎったのは、
イチョウの木のすぐ横に寄り添うようにプラタナスがあるのではないかということ。
   
しかし、この大きさのプラタナスであれば幹もそれなりに太くて大きいはずなので目を凝らさないと見えないということはない。
   
しばらく立ち止まってじーっと見ていて分かったのは、カラスウリのような つる性の植物がイチョウに絡みつくように育っていて、それが冬になって枯れたのだが実だけが残っているということだった。
  
からくりが分かってしまえば ナーンダ であるが、それが分かるまで寒い朝にしばし佇んでしまった。
またしても怪しいオッサンだと思われたことであろう。
   

   

2010年1月6日水曜日

頭の良くなる花
     

   
またしても散歩をして見つけた花の話。
   
とあるお宅の前にその植木鉢はちょこんと乗っかっていた。
   
それは カランコエ Kalanchoe といってベンケイソウ科多肉植物である。
花の色が黄、橙、赤、ピンク、など豊富で、花の少ない今の季節に咲く頼もしいやつらだ。
   
カランコエは短日植物といって、日照時間が一定以下になると花が咲くタイプのものなので、日が短い今の時期に活躍するのもうなずける。
   

   
さて、このカランコエで気になったのはそのラベルだった。
   
頭の良くなる花 ハッピーイエロー
とある。
   
頭の良くなる花???
   
早速、このカランコエを生産している小林花卉のHPをのぞいてみた。
すると頭の良くなる花とは、植物の存在そのものが癒しとなり集中力を高めるということとで別にこれを食べたり、煎じて飲んだりするものではないことが分かる。
    
さらにHPによると、カランコエは手入れが楽なので・・・
室内で開花・水管理が楽 → 机の上に最適な花 → 頭の良くなる花
とある。
   
風が吹けば桶屋が儲かる的な論理展開といえなくもない。
    
昔、親からさんざん怒られたなぁ、ボーっと座ってるんじゃぁないよ!もっと集中して勉強しなさい!!って。
頭の良くなる花があったら今頃は人生が変わっていたかもしれない・・・。
  
    

2010年1月5日火曜日

ハクサイ再び・・・
     

    
一昨日、ハクサイについて書いた。
   
八百屋さんで見かけるハクサイの芯の部分には切れ目が入っているが、何故??
   
すると、ワイメアエさんから ハクサイの成長を止めるためでは というコメントを頂戴した。
    
あとであれこれとネットを含めて色々と見てみると ハクサイの成長を止めるために切れ込みを入れてあるというのは間違いがなさそうだ、と分かった。
   
そこまでは良い。
しかし 芯に切れ込みを入れると、どうして成長がとまるのか が分からない。
どういう理屈なんだろう?
    
さらに調べてみたがこれといった答えは見つからなかった。
     
植物には成長点という部分があるが、ハクサイは芯の部分に成長点があるのでここに切れ込みを入れると成長が止まる という表記もあったけど、それも十分な説明ではない。
    
うーん、困った。
   
誰か明快に説明できる人はいませんか?
   
この問題、もうちょっと考えてみようと思う。
  
で、このまま終わると今日のブログは写真が無いままになってしまう。
かといって、ハクサイの写真は一昨日使ってしまった。
    
困った。
   
で、またしても植物からちょっと離れてしまうが、1月4日の浅草の浅草寺の写真をのせてお茶を濁そうかと。
   
浅草には人ごみ を楽しみに出掛けた。
なんか変な趣味だけど、初詣そのものよりも人波にもまれてみたかったのだ。
自分としての正式な初詣は毎年必ずお参りしている神社でとっくに済ませてあったので、本当にゆるい気分で浅草をフラフラ散歩した。
   
ちょっとお腹が減ったので、天丼でも・・・と思ったが、どこの天婦羅屋さんの前も大行列で、しまいには空腹に耐え切れず浅草を後にした。
   
浅草寺は丁度改修工事中でこんなテントが掛かっていた。
この脇に以前花咲ブログでご紹介した御神木であるイチョウがあるという図である。
   
では、また。