2010年1月3日日曜日

ハクサイ Brassica rapa var.glabra
      


   
ちょっと植物から離れ気味の花咲ブログであるので、少しづつ軌道修正しようかと・・・。

      
冬の野菜といって何が頭に浮かぶでしょうか?
      
人それぞれだとは思うけど、このハクサイなどは冬の野菜の代表格といえるのではなかろうか。
    
煮てよし、炒めてよし、鍋に入れてよし、と今の時期は大活躍である。
特にハクサイキムチは白いご飯でいくらでもいけそうな気がする。
         
ハクサイのどの部分を食べているか、なんて考えたことがあるだろうか?
葉っぱでしょ、そんなの当たり前! という声も聞こえてきそうだが、ではハクサイの茎はどこにあるのだ?根っこは?
      
根は当然地中に伸びていて、八百屋などに並ぶときにはすでに取り除かれてしまっている。
   
では、茎はどうだ?
   
    
ハクサイを半分に切ると、下のほうに『芯』のような固い部分があるではないか、アレが茎なのである。
普通、茎っていうと細長いものをイメージすると思うが、中にはこのように圧縮されて短くなっているものがある。 
     
写真の赤く囲った部分がそうだ。
    
そして葉の一枚一枚がとても接近して茎から出ていてあんな形になっているというわけである。
    
そもそも葉っぱは太陽の光を受けて、栄養を作り出すものなのに、あんなに葉っぱが丸まって玉のように丸くなっていると光合成が出来ないではないか。
   
実は畑でのハクサイは、外の葉っぱは広がって太陽の光があたるようになっている。
そして八百屋に並んでいるのは、そんな外側の硬い葉っぱを取り除いた柔らかい部分なのである。
  
この理屈はキャベツも同じこと。
   
写真の茎の分はすべからく切れ目が入っているなぁ。
これにも何か意味がありそうだ。
    
もしご存知の方がいたら教えてください。
   
明日から仕事始めという方も多いことと思う。
さぁ皆さん、2010年も張切って参りましょう!!
  
   

3 件のコメント:

ワイメアエ さんのコメント...

初めまして。
いつも楽しく読ませていただいています。
ところで、白菜やキャベツの茎の部分に切れ込みが入っているのは、収穫後の成長を止めるためだと聞いた事があります。八百屋の姉が言っていたので間違いないと思うのですが…。

tona さんのコメント...

こんなに長く生きて、白菜の茎のこと考えたこともありませんでした。
漬けものや料理の時には白菜の芯と呼んでいましたね。
目から鱗、誰かに質問したくなりました。
いつも勉強になりありがとうございます。

花咲ジジイ さんのコメント...

ワイメアエさん

早速のお答え有難うございます。
なるほど成長を止めるためですか。ナルホド、ナルホドですね。

僕は花屋さんが切花の水の吸い上げを良くするために似たようなことをするので関係があるのかなと思っていたのですが、ハクサイと水の吸い上げは関係ないですものね。納得です。

・・・でも、何故そこに切れ目が入ることで成長が止まるのかが不思議ですよね。
今度は花咲ジジイがこれを調べてみます。

tomaさん
コメントありがとうございます。そうなんですよね、身近なものでも知らないことって結構あるものなんですよね。
花咲ブログは、そんなハッとする情報を今後も提供していきたいと思っております。