2010年4月11日日曜日

素晴らしき日本

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小田原、大阪とあちこち移動して割と忙しい一週間だった。
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大阪では土曜日に高槻市にちょっと用があって出かけた。
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JR高槻駅からバスに乗っておよそ20分。
駅前の都会的な雰囲気から一転して、とてもノンビリとした田園風景が目の前に広がった。
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快晴。
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空はどこまでも高く、なだらかな山並が見えて、サクラもまだまだ見ごろであるし、ウグイスのさえずりも聞こえる。
耳を澄ますと渓流のせせらぎも聞こえてくる。
農作業に精を出す地元の人の姿も見えた。
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築ン十年の味のある民家には鯉のぼり がゆらめいていた。
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・・・・なんなんだろう、このなんとも懐かしい感じのする風景は。
初めて訪れる土地なのに、何故かとても懐かしく思える。
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自分が子供のころ読んだ岩波書店の石井桃子の本、たしかタイトルは やまのこどもたち だったけなぁ、を思い出させるようななんとも牧歌的な素敵な風景だったのだ。
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モチロン、植物も豊富だった。
足元を見れば カンサイタンポポオオイヌノフグリヒメオドリコソウナズナハコベカラスノエンドウなどなど、さまざまな野草がギッシリと育っていた。
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山に入って念入りにあれこれと見てみたい気持ちにも駆られたけど、生憎時間がなかったことと、マムシに注意なんて書いてあったのでやめておいた。
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ついでに 痴漢に注意 なんても書いてあったので、前に日に女性車両に乗り合わせて危うく痴漢扱いされそうだったことも、つい思い出してしまった。
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でも、こういったノンビリした田園風景というのは明らかに人間の凝り固まった気持ちをフワ~っと解放する力があるなぁと深呼吸をしながら思った。
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