2010年5月30日日曜日

世界一!!
        
    
子供は 「世界で一番~」というのが大好きだ。
世界で一番早く泳ぐ魚は? 世界で一番背の高い人の身長は? 世界で一番長生きの動物は? などなど。
    
植物の世界にももちろん色んな世界一がある。
   
花咲ジジイの個人的な好みかもしれないが、グググッと惹かれるのは 世界で一番大きな樹 である。
   
これはなんといっても セコイアデンドロン Sequoiadendron giganteum にとどめをさす。
種小名も giganteum ですからね、ジャイアントな雰囲気が伝わってくるでしょ。
   
別名ジャイアントセコイヤともいって、北米のシエラネバダ山脈に自生する巨木だ。
ホラ、樹のふもとをくり抜いて自動車が通れるトンネルの写真なんか見たことはないですか?
   
背の高さはゆうに80メートルを越すものがあって、中には100メートルの大台を突破するものもある。
   
実はこれ、英国の田園風景のなかでも結構見かける樹なのであるが、ここ日本ではまだ見たことがない。
なんでだろう?
   
英国ではもちろん在来の自生していたものではなくて、かつてのプラントハンターといわれるような人たちが海外の珍しい植物を持ち帰ったもののひとつではないかと思う。
ずっと前に花咲ブログでご紹介した チリマツ(2009/05/31)なんかも本来イギリスにあるはずのない植物であるが割りと見かける珍客である。
     
   
実は花咲ジジイはこの樹に登ったことがある。
そのときのセコイヤデンドロンは40メートルくらいの高さだった。
   
セコイヤデンドロンの枝は なで肩 というか、すべからく下方向を向いて垂れ下がるようについているので、枝を足がかりに登るにはちょっとコツがいる。
    
    
またその樹皮に特徴があって、まるでスポンジのようにフカフカしていて肉厚である。
これはセコイア Sequoia sempervirens とも共通した特徴である。
    
今日は用事があって小石川植物園に行ったのだけども、ここにもセコイヤデンドロンは見ることができなかったなぁ。
死ぬ前に一度で良いから北米の100メートルを越えるセコイアデンドロンを生で見て圧倒されたいものである。
   
     

0 件のコメント: