2010年6月9日水曜日

素晴らしきヒマラヤスギ
        
   
ヒマラヤスギの悲哀について書いたけど、やはりその悠々たる姿は本当に美しいと思う。
    
樹形が素晴らしいだけではない。
葉の色だって、緑というよりもどこかシルバーがかっていて魅力的である。
   
そしてなんと言っても素晴らしいと思うのは 松かさ(cone=球果) である。
   
ヒマラヤスギの場合、野球のボールよりもやや大きいくらいのサイズで、他のマツのように枝からぶら下がるのではなく、枝の上にちょこんと座っていることが大きな特徴である。
    
   
そして枝からボトッと落ちるのではなく、松かさの層が一枚一枚はがれ落ちて、それを支えている中心の芯が最後に枝に残るというのも特徴である。
写真で松かさの中心の先の尖った芯が分かるだろうか。
   
こういう理由があって、ヒマラヤスギのしたをキョロキョロ探しても松ぼっくりはなかなか見つからないのである。
    
松かさからは白く松ヤニが固まった様子も見ることが出来てなんとも味わい深い姿をしている。
クリスマスリースを作るときなんかではもう引張りダコである。
    
美しい樹なんだよ、ホント。
  

   

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