2010年8月12日木曜日

夏 ゴルフ場


毎日暑いが、一年の内でが一番映える時期である。

緑に溢れたレジャー施設といえばゴルフ場がある。

人工的に山などを切り開いて、大量の農薬などを用いてつくられるゴルフ場に関しては環境保護の観点から賛否両論あるのは承知している。

しかし、今日はあえてそのあたりは触れずに、サラリと。

ゴルフ場に行って感嘆するのは一年を通じてグリーンの芝がキレイに緑色に維持管理されていることである。
言うまでもなく日本の気候、特に夏は蒸し暑いためいわゆる洋芝が根付くには過酷な状況である。

この気候に合うのは高麗芝というものだが、草としての性質がまったく異なるため、ゴルフをプレーする人にとっては洋芝でやりたいと思うのだろう。

それは人手による手間を掛けることである程度可能である。
芝も耐暑性耐蒸性のあるような品種などを混合して作り上げるのだと思う。

そして一番大切なのは水遣り である。


しかしその水遣りはその辺の植木鉢に水をやるのとはスケールが違う。

消防車の散水ホースのようなものでたっぷりとやる。

これには仕掛けがあって、ゴルフ場のグリーンは排水性(水はけ)が命なので、グリーンの下には排水用の管が走っていたり、芝生のスグ下は砂など排水性のよい土を使った構造になっているのでこれだけ水をまいても大丈夫なのだ。

こういう手間を垣間見ると、一般家庭でこのような芝を保つのはやはりなかなか困難であることが分かる。

海外では グリーンキーパー の専門の学校があったりして、奥の深い学問なのである。

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