2011年11月7日月曜日

菊花大会@日比谷公園


というわけで、昨日は日比谷公園に出掛けていた。

日比谷公園ではちょうど 東京都観光菊花大会 なるものが開催されていた。

秋真っ盛りであり、各地で菊にまつわる催しが開かれている。

毎年この時期のブログでは何かしら菊について書いているので、実はこの前新宿御苑の前を通ったときに見掛けた菊祭りの件はあえて触れなかった。

天気がイマイチだったせいか、会場には人もまばらだった。

丹精こめた菊たちがズラッと並んだ様にはいつものことながら圧倒されてしまう。


たった一株の菊を、途中から3つに枝分かれさせて3つの大輪の菊を咲かせるというのは誰が考え出したことなのだろうか。
世界広しといえども、こういった仕立方をするのは日本だけだと思う。

そうやって歩いていたらば、会場内の臨時事務局のようなものがあった。
そこには幾つかの張り紙がしてあったのだけど、特に気になったのは

『国華金山濃厚は日本菊花協会では新花とは認めません』

というもの。



何のことやらサッパリわからないが、不穏な何かが渦巻いている雰囲気があった。

家に帰って 「国華金山濃厚」「日本菊花協会」などで検索してみたがとくにそれらしいものはヒットしなかった。

気になるではないか!?
一体何があったのだ?!
どうして新花として認めないのだ!?

あれやこれやと想像してみるに、日本菊花協会には新花としての要件があるのだけど、この国華金山濃厚はそれを満たしていない、とか。
あるいは日本菊花協会内で謀反を起こした者が、作り出した新品種であるのでそれを認めるわけにはいかない、とか。
はたまた日本菊花協会とライバル関係にある協会の作り出した品種である、とか。
とにもかくにも、ただならぬ雰囲気が漂っていることは間違いがない。

「許さんぞ、国華金山濃厚」
という雰囲気がムンムンである。

それにしても 「濃厚」 ってなんだ?
「国華金山淡白」なんてのもあるんだろうか?

僕にとって全てが謎の菊をめぐる不思議な世界がそこにはあった。


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