2012年8月9日木曜日

代々木公園下見の記


昨日、今日となんとなく涼しいが、気温は相変わらず30度オーバー。

30度程度では涼しいと感じるあたり、我々人間の環境適応力もなかなかのものである。

さて、今度の日曜日に開催予定の子供たちとの自然観察イベント
「自分だけの植物図鑑をつくろう!!」
の下見に代々木公園に行ってきた。

今回は初の試みとして午前+午後の二部構成となっている。

午前中に「花について」、そして午後に「葉について」を行う予定である。

第一回「花について」はすでに6月に開催済なのだけど、「知らなかった」という人向けに特別回として「花について」を取り上げて、午後の「葉について」にもスムーズに参加していただけるように配慮してみたわけだ。

しかし困ったことが・・・・

事前に予想はしていたのだけど、本日下見をして実感したのは「花がほとんど咲いていない」ということ。

6月にはシロツメクサや、ドクダミなど身近で話題豊富な花が沢山咲いていたのだけど、この猛暑の下では、咲いている花はほんの僅か。

花壇にはマリーゴールド、サルビア、バラなど咲いているけど、自然観察ゆえ、人が植えた花壇の花には興味がない。

困ったなぁ・・・

しかし、目を凝らしてどうにか幾つかの花を見つけ出して、全体の構成をイメージした。

午後の「葉について」は困ることはない。
色んな葉っぱが強い日差しの下で輝いていた。

子供たちとの自然観察の鉄則のひとつとして、歩行距離は短ければ短いほど良いということが経験から分かる。

ひとつのルートにあれやこれや、バラエティ豊かなトピックが詰まっていることが肝要なのだ。

そういうルートを探すため、あれやこれや試しながら長時間代々木公園を歩いた。

日中の日差しはなかなかのものだけど、ひとたび木陰に入るとスーッと涼しい。

上の写真はイチョウの大木が並ぶ林のようす。

適度な木漏れ日がなんとも心地よかった。

きょろきょろしながら歩いていると、マテバシイにはすでに立派なドングリがなっていたし、メスのイチョウには緑色のギンナンがたわわになっていた。


ドングリやギンナンは、最終回「実について」で取り上げるので、今回は残念ながらサラリと通り過ぎる。

週末に向けて天気はどうやら下り坂のようで、「こんなにこれまで晴れていたのに何だよ」 とちょっと腹立たしい。

でも、この花咲自然観察イベントはこれまでも台風や梅雨など難局をくぐり抜けて無事に開催してきている。

強気でいこうと思う。

さぁ、花の少ない季節にどのようにして「花について」子供たちと楽しく時間を過ごすか腕がなるなぁ。



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