2012年12月20日木曜日

冬の愉しみ


都内においては落葉樹はあらかた葉が落ちてしまったのではないか、なんて書いたけど、実際に街を歩いてみると、案外そうでもなかった。

まだ枝に葉が残っているものが沢山あった。

失礼しました。
感覚でモノを言ってしまいました。

例えばこの「半ミドリ・半キイロ」は何でしょう?


色に惑わされずにジックリ見ればスグ分かるのではないかと思う。

そう、クワであります。

普段見慣れた緑の葉の状態とは微妙に様子が異なるが、ジックリ見ればなるほどクワに間違いない。

ここで申し上げておきたいのは、これから冬に向かって落葉樹は葉を落とすが、枝だけになったときにそれが何の木なのか分かるように、今まだ葉がなんとか付いているうちに意識に刷り込んでおくことが大切だということ。

冬の枝、冬の芽というのは大変おもしろいテーマで、枝を見ただけでそれが何の木かズバズバ言い当てることができると、それはかなりカッコ良いと思う。

さしずめ男前度120%アップという気がするのだが、そんなことを思うのは僕だけだろうか。

植物の冬の姿、植物がどうやって冬を越すのか、そのためにどんな工夫をしているのか知るのはとても面白いと思うのだけど。

今日のように澄んだ空気にスルドイ冬の光が射すような日は、植物たちの見え方もちょっと違う。


例えばこの美しく輝くのは何かというと、マンサクであります。

マンサクの花は知っていても、冬の間はどんな姿なのか、枝にはどんな特徴があるのか鮮明にイメージできる人は案外少ない。

なので本格的な冬を迎え、植物の愉しみも減ってしまうなぁと嘆くのは間違いで、冬だからこその愉しみがあると心得て街を歩こうではありませんか。



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