2013年3月10日日曜日

日曜放談


今日は日曜日。

だからってわけでもないけど、日ごろの花咲ブログとはちょっと角度を変えて書いてみようかなと。

なので「日曜放談」。

放談なので、写真も内容とはまったく無関係。

ちょっと気になったことがあったので書こうかなと思ったのだけど、大意はないし、反対意見の方だって沢山いると思うけど、そこは放談なので広い気持ちで受け止めていただきたい。



今日は仕事を終えて帰宅して、なんとなくテレビをつけていたらば震災特集を幾つかの局でやっていた。

津波の恐ろしさなども改めて感じた。

かなり衝撃的な映像を見ていたところ、ゴーゴーッという音が窓の外でする。

最初はテレビの音かなと思っていたのだけど、どうも様子がおかしいので、窓から外をみるとかなり強い風が吹いているのが分かった。

午前中に仕事をして昼に帰宅するときにはそんな風は吹いていなかったのに。

さらに雨でも降っているのか、と思うくらい周辺が妙に暗い。

でも近所の家屋の屋根は濡れていない。

さらによく見ると、視界がエラく下がっていることに気付いた。

黄砂か?あるいはこれが噂のPM2.5か?

とにかく尋常ではないゾと、怖くなった。

地震・津波の番組をみていたこともあって、余計不安になった。

ニュースによれば、これは煙霧といって黄砂もPM2.5でもなく、地上のホコリが舞い上がったとのことだけど、本当か?

東京都民を長らくやってきているけど、これまでこんな現象には出会ったことがないぞ。

異常気象、そして天災など、人間の手の届かないことはたくさんある。

さて、前置きがながくなってしまったが、気になったこと。
それは陸前高田の一本松のこと。

たしか昨日だったか、新聞で
「一本松の立ち姿 以前とは違う 市民の声で復元やりなおし」
という記事があった。

市は奇跡の一本松の復元で、枝葉のレプリカの取り付け角度に不具合があったため、作業をやり直すと発表したという。

皆さんはどうお感じになっただろうか。

僕はなんか違和感を感じてしまった。

聞くところによると、この一本松のレプリカをつくるのに1億5千万円くらいかかり、まだ資金的に足りないらしいではないか。

そこへもってきてのやり直し。

まったくの個人的な考えではありますが、まだ復興のさなかにあるのだから、レプリカをつくるお金があれば、もっと優先させるべきお金の使い道があるのではないかと思ってしまう。

もちろん、震災を風化させてはいけないし、人々の復興のシンボルとしての一本松の重要性も理解できる。

でもそれは、復興をやりとげた先にやるべき事ではないかと思うのだ。

それをまだ復興についての問題が山積しているさなかに優先してやることなのだろうか、という疑問が前からあった。

そして、やり直しでしょ。

なんか違和感があるんですよ。

市民の声でやり直しってことは、当事者の方々がそれを望んでいるんであれば、それを外野が何かをいうのも変だけど。

明日であの日から丸2年。

決して風化させてはいけないし、まだ震災後の問題は解決されていない。
そして地震はまだおきるかもしれない。

自分なりにいろいろ考えるなかで、この奇跡の一本松の件はちょっと気になった。


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