2014年2月18日火曜日

雪の重み


雪の影響がまだ残っている。

ニュースでも取り上げられているけど、山梨県などで雪に閉ざされてしまい、陸の孤島化してしまっている地域は深刻だ。

オリンピックのことばかりが連日新聞の一面を飾っているけど、とても違和感がある。

日本人のオリンピック好きというのも今に始まったことではないけど、どうも行き過ぎ、騒ぎ過ぎという気がする。

英国でも洪水が深刻な問題となっており、水がちゃんとひいて元の姿に戻るのに最低でも4ヶ月は掛かるのではないかと現地のラジオ番組で言っていた。

アメリカでも大寒波らしいし、世界的な異常気象に見舞われている。

我々の人間にその原因があるわけで、真剣に考えて行動に移していかないと本当に取り返しのつかないことになるのではないだろうか。

さて、記録的な大雪のあとで都内を用事があって歩いていたときのこと。

夜の公園の横を歩いていたのだけど、最初は暗くて気づかなかった。

でも様子がちょっと変だったので、目を凝らして見てみるとどうやら木の枝が折れているようだった。

それもちょっとの量ではない。

ここでも、あそこでも、といった感じで、折れた枝が誰かが集めたのだろう、積みあがっていた。

枝といっても人間の太腿くらいの太さがある立派なもの。

こんなに太いものがポッキリ折れてしまうなんて、雪の重みというのは本当に凄まじいものだ。




ちょうど昨日、落葉樹が冬場に葉を落とすのは休眠だけではなく、雪が降った場合の重量対策ではないか、と書いたけど、まさにそれを確信するに至る光景だった。

それともう一点。

折れていたのは、ほとんどがクスノキだったこと。

クスノキは常緑樹で、かなりの大木になる。

大木ということはそれだけ、雪を受ける面積が増え、雪の重量をモロに受ける。

さらにクスノキは他の木に比べてもろいことも良く分かる。

最近木登りに凝っているけど、登るのはナラ、ブナ、ケヤキなど硬い木を極力選ぶ。

改めてクスノキに登る場合は注意が必要と学んだ。

世の中にはこういう事態が沢山起きているはずで、植木屋さんは大忙しだろうなぁ。

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