2014年4月24日木曜日

雌雄異株


花の季節。

チューリップやサクラなど誰にでもスグに思い浮かぶ花があるけど、身近にありながら地味でよく知らないという花もたくさんある。

例えばケヤキやイチョウ。

誰だってケヤキもイチョウも知っていると思うけど、どんな花が咲くのか知らない人が多い。

何で知らない人が多いのか?

それは目立たないからだ。

小さくて、地味な色をしている花も多い。

今日の写真も、それぞれ花の写真だけど、何の花なのかスグに言い当てることが出来る人はそんなにいないと思う。

一番上がヒイラギ。

赤い実がついてクリスマスの頃にもてはやされるアレね。

こんなに地味な花なんだよねぇ。

二番目がアオキ。



アオキも、散歩すればいたるところに植えられている。
これも地味。

そして最後はマユミ。



赤くてカワイイ実が秋になるのだけど、その花がどんなものなのかといえばこんなもの。

花びらからして、黄緑色をしていて、目立たないようにあえてヒッソリとしているといった感じ。

さてさて、ここに出てきた3つの花を見てある共通点に気付きましたでしょうか?

そう、これらは全て雌雄異株のオス株に咲いたオスの花なのだ。

まず雌雄異株というのは、オスの株とメスの株が別であり、オスの株にはオスの花しか咲かず、メスの株にはメスの花しか咲かないということ。

ということは、実がなるのはメスの株に限られるというもの。

こういうものを雌雄異株(しゆういしゅ)という。

代表的なのがイチョウ。

ギンナンのなる木がメスの木ということ。

来る27日の大人向け植物観察会、そして5月5日の子供向け植物観察会ではこういう話題もどんどん盛り込んでいこうと思っております。

いやー、ぜったい楽しいと思うよ。

一年のうち今しか見られないんだから。

0 件のコメント: