2014年6月2日月曜日

登る人①


英国にてスキルアップ・ワークショップに参加して、新たな技も学んできた。

そう、いまだ木登りに対する情熱は冷めることはない。

でもなかなか実践できないのがもっぱらの悩みなんだよねぇ。

しかし仮に登る場所が見つかったとしても、最近の暑さはどうですか?

木登りは真夏には避けるべきだと思われる。

暑さによる危険はかなりのもの。

脱水や熱中症などの危険を大いにはらんでいる。

キューガーデンでも、昨年夏の滞在中に暑さを理由に木に登らない日もあったくらい。

加えて、色んな「虫」たちが活動を始めたでしょ。

厄介な毛虫もいるだろうし、なんといっても危険なのがスズメバチなどのハチの類。

地上数十メートルの木の上でそんな奴らと「ハチ合わせ」になっても逃げ場がないのでとても危険。

下手すればパニクッて落下なんてこともありうる。

なので木登りのベストシーズンは間違いなく冬だと思う。

落葉樹は葉を落として枝ぶりも分かりやすいし、虫たちも活動自粛している季節。

でも木登りに関する好奇心は年中無休なんだよね。

直接木登りに関係なくても、「登る人」を見ると、どんな装備を使っているのか、どんなテクニックで登っているのか、なんてとても気になる。

この前見かけたのは電信柱に登って作業する人。



電信柱の足掛けに足を乗せて、あとは胴綱(ランヤード)で自らを確保している。

その昔、昭和のころは電信柱は丸太でできていたので、本当に木登りと似たところが多かった。

spursと呼ばれるスパイクを履いて、木でできた電信柱をグサグサッと刺して登っていた。

それはまさに現在の木登りテクニックのひとつであるのだけど。

平成入社の東京電力社員にそんなことを言っても、まったく理解されないだろうなぁ。

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