2014年10月27日月曜日

侵略的外来種


今もっとも元気のある雑草。

おそらくそれはセイタカアワダチソウ Solidago altissima だと思われる。

こんな黄色い錐状になった黄色い花、アナタのオウチの近くでも見かけるでしょ。

最近学名にも解説を加えているけど、種小名 altissima には very tall つまり「とても背が高い」という意味がある。

単なるアワダチソウではなくて、セイタカアワダチソウ。

セイタカ=背が高い

おおっ、つじつまが合うではないか。

では背がとくに高くない、普通のアワダチソウもあるのかといえば、「ある」のであります。

それはアキノキリンソウ Solidago virga-aurea なるもので、属名は Solidago で一致している。

でも背が高くないわけではなく、70~80センチくらいにはなる。

なので和名がアキノキリンソウ、「秋のキリン(麒麟)ソウ」なんだと思われる。

名前を観察ポイントにおくというのも結構興味深いことが分かって楽しいものだ。

さてこの前の日本経済新聞で気になる記事があった。

『住民避難で進まぬ手入れ 福島・富岡駅に茂る外来種』(10月21日)
セイタカアワダチソウがはびこって、生態系に大きな影響を与えはじめているらしい。

侵略的外来種ともされるセイタカアワダチソウ。

なかなか手強い相手であります。

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