2016年10月24日月曜日

紫 vs 白


実りの秋。

ホントかな?

まだところどころ夏っぽいし、ところどころ秋・冬っぽい。

それでも街を歩けば色んな実がなっている。

紫色の実がなんとも独特なのがムラサキシキブ Callicarpa japonica。

こんな色の実をつける植物はそうそうないので分かりやすい。

目立つので遠めにも一発で分かる。

それに対して似ているのがこれ。



その名もシロシキブ Callicarpa japonica form. Albibacca

そう、どちらもCallicarpa japonica なので、もともとは同じものということになる。

シロシキブには form. Albibacca とあるのは品種ということ。

紫色のムラサキシキブに目が慣れていると、こういう変化球は斬新に思えるね。

床の間に飾るにしても紫よりも、白のほうが落ち着く気がする。

あっ、紫は「高貴な色」とされていたんだっけ。

もうこうなると好みだね。


2016年10月21日金曜日

二度咲きキンモクセイ


街を歩いていて、「おっ?!」と思った人、僕だけではないんじゃないかな。

ぽわ~んと甘い香りが漂っていたのである。

これはキンモクセイ、間違いない。

でも待って。

今年のキンモクセイは、とっくに咲き終わったんではなかったか?

それがまた咲いているなんて。

気のせいかなとも思ったけど、ご覧のとおりちゃんと咲いているのだ。

こういうのを見て真っ先に思うのは「異常気象」ということ。

この前はヤマボウシが咲いていたり、池にオタマジャクシが泳いでいたりしたからね。

その流れでいけばキンモクセイが咲いていてもなんら不思議はない。

まぁキンモクセイに関して言えば二度咲きはまぁまぁあることなので、それほど大騒ぎするほどのことでもないかもしれない。

でも、キンモクセイの香りが二度嗅げたなんてシアワセ、という気分にはなれないなぁ。

やっぱり、どこかが狂っているのだと思うと素直に喜べない。

2016年10月19日水曜日

散歩のお誘い


久しぶりにイベントのお知らせです。

植物観察と散歩を組み合わせたユニークな企画第三弾。

これまで多摩川、隅田川と歩きましたが、今回は荒川です。

距離は2キロ程度と欲張らず、その代わりにのんびりと荒川の土手を歩きます。

問題は天気。

晴れてさえいれば、気持ちの良いこと、間違いなし。

【イベント詳細】
★日時:2016年11月6日(日)10:00~12:00(雨天の場合:中止)
★対象:2キロを楽しく歩ける人 犬の参加も大歓迎
★定員:15名
★場所:荒川
★参加費:大人も子供も一人500円(税込) 犬0円
  *当日お支払ください。
★申込方法:event@hanasaka-engei.com 
 まで以下の項目を記載のうえ、お申込みください。
  *参加される方全員のお名前
  *子供がいる場合学年、年齢
  *携帯電話番号(当日緊急連絡用)
★申込受付:2016年11月4日(金)まで
 (先着順・定員に達し次第締切り)
*集合場所、集合時間、持ち物など詳細はお申込みされた方 にお知らせいたします。
*小学生以下のお子様の場合必ず保護者の方もご参加ください。


2016年10月18日火曜日

秋の園芸店事情


秋めいて、というか、急激に肌寒くなって初冬の様相を呈してきたようにも思う。

この前書いたけど、秋がだんだんなくなってきている気がする。

加えて、最近は雨続きで日照時間の少なさは尋常ではない。

農作物などへの影響も心配される。

園芸店に足を運んでみた。

ここでも夏と秋がせめぎあっていた。

シクラメンなどの秋冬ものが入荷されてきてはいるが、まだ数は少ない。

パンジーやビオラなどの冬の主役はまだ入荷されていなかった。

一方で、ペンタスやらニチニチソウなんかもまだ粘っていた。

なんとも中途半端。

園芸店に足を運べば季節が分かる、というのも過去の話かもしれない。

まぁいいや。
理屈抜きで花を見てまわるのは楽しいから。

2016年10月13日木曜日

ヤマボウシ vs ハナミズキ

ヤマボウシの実

昨日書いた異常なヤマボウシ。

ヤマボウシ、本来なら今の時期赤い実を付けている頃である。

イチゴのような、こんな実ね。

決して美味しくはないけど、食べることができる。

これだけ実がなっていれば、もちろん地面にはこの実がたくさん落ちていて、通行人に踏み潰されて大変なことになっている。

これだけたくさんの実がなっていると、紅葉しているのか?と見紛うほどである。

繰り返し言うけど、これがあるべき姿。
昨日のように、花が咲いているのはどうしたっておかしい。

ヤマボウシに似ているのがハナミズキ。

ヤマボウシとハナミズキを花の姿で見分けるのは結構難しいけど、実で見分けるのは簡単。

真っ赤なドングリのような実がなっている。

これはヤマボウシとは全く異なるので、両者の違いは一目瞭然。

今年は残暑が続いて秋も暖かいまま今まできてしまったことや、日照不足などもあって、紅葉はまったく期待できないらしい。

今頃、思い出したように急に冷え込んだって遅いんだから。

ハナミズキの実

2016年10月12日水曜日

異常にもほどがある


秋ね~と書いたのは昨日。

でも街では異常なことが起きていた。

ご覧頂きたい。

街路樹に白い花が咲いているのが分かるでしょうか。

これ、ヤマボウシですよ。

そして正真正銘、春に撮ったものではなくて今撮ったもの。

ヤマボウシは今であれば赤い実をつけている時期。

それがご覧のとおり、白い花をつけている。

これは明らかにオカシイ。

果たして狂い咲きという言葉で片付けてしまっていいものなのか?

そういえば先週用事があって、小石川植物園に出掛けたときのこと。

池になんとオタマジャクシがうようよと泳いでいたのだ。

これから寒くなっていって、親ガエルだって冬眠するわけでしょ。

それがなんで今オタマジャクシなの?

植物であれば、春咲き、秋咲きなんてのがあるけど、オタマジャクシに秋ガエルなんてあったかしら?

つくづく異常気象なんであります。


2016年10月11日火曜日

秋ね~


気付けば10月。

残暑なんていっていたけど、急に冷え込むようになった。

この前書いたように、秋がなくて夏からいきなり冬へ向かっているようにも思えなくもない。

街を歩いていても色んな実がなっていて、随所に秋を垣間見ることができる。

気持ちの良い季節ゆえ、どうにかもうちょっと長く秋を楽しみたい。

そうそう、連休最終日はちょっと用事があって箱根方面に足を伸ばした。

朝5時に家を出たので、ススキの名所、仙石原もご覧のとおり誰もいない。

なんとなく贅沢な気分。

秋のネタもたくさんあるので、もう少し更新頻度を上げていきたいと思っております。